ヒロシマ・アピールズ 2022「NO NUKES NO WAR」
デザイン:佐藤可士和公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は、国内外に向けて平和を呼びかけるキャンペーン「ヒロシマ・アピールズ」の2022年版のポスターが完成したことを発表した。このポスターは、JAGDAを代表するデザイナー1名が毎年ボランティアで制作。2022年版では、クリエイティブディレクターの佐藤可士和氏がデザインを担当している。「ヒロシマ・アピールズ」は、1983年から実施されているキャンペーン。JAGDAが広島国際文化財団やヒロシマ平和創造基金とともに、言葉を超えて「ヒロシマの心」を訴えるポスターを制作している。大貫卓也氏がデザインを手掛けた2021年版は、AR(拡張現実)の技術を導入したことでも注目され、「第24回 亀倉雄策賞」に選ばれた。佐藤可士和氏が手掛けた2022年版は、あえてタイポグラフィのみで構成した力強いデザイン。「O(オー)」や「0(ゼロ)」は黄色い円(和)に置き換えられており、これは佐藤氏によると「この難しい時代にあって、平和の実現を心から願う未来に向けての希望の光を表現」したものであるという。完成したポスターは、2022年7月15日(金)に広島市役所で松井一實広島市長へと贈呈され、販売および展示も開始された。東京ミッドタウン・デザインハブで8月11日(木・祝)まで開催中の「日本のグラフィックデザイン2022」展で鑑賞できるほか、7月20日(水)〜7月25日(月)には合人社ウェンディひと・まちプラザの「ヒロシマ平和ポスター展」で展示され、8月1日(月)〜8月14日(日)には広島市内のバス停に掲出される。「ヒロシマ平和ポスター展」では、歴代の「ヒロシマ・アピールズ」ポスター全作品も展示。ポスター販売は、広島平和記念資料館(原爆資料館)ミュージアムショップ、東京ミッドタウン・デザインハブ内 JAGDA事務局、JAGDAオンラインショップで実施され、1枚の価格は1,100円(税込)となっている。
公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)
URL:https://www.jagda.or.jp/
2022/07/20