「Microsoft Teamsが私のMacを毎日殺す」という悲痛な相談
Microsoftのテックコミュニティに「Teams is KILLING my Mac Every Day(Microsoft Teamsが毎日私のMacを殺す」という、なんとも過激なタイトルの書き込みがなされています。
Teams is KILLING my Mac Every Day - Microsoft Tech Community
https://techcommunity.microsoft.com/t5/microsoft-teams/teams-is-killing-my-mac-every-day/m-p/2790094
書き込みはMacユーザー・shilocase氏により、2021年9月27日に行われたもの。タイトルは当初もうちょっと過激なものだったのか、ガイドラインに抵触するものだったということで、コミュニティマネージャーのJohn Steckroth氏が修正を行っていますが、それでもなお「KILLING」という表現が使われています。
shilocase氏が使っているマシンはIntel Core i9搭載でメモリが16GBの16インチMacBook Pro。スペック的にはMicrosoft Teamsを利用するにあたってまったく不足はないはずなのですが、遅れがひどく、画面共有も成功するときとしないときがあり、画面が表示されるだけで音声が聞こえなかったり、反対に画面が表示されず音だけが聞こえたりと、「我慢できなくなる」ぐらいの不具合が連発する状態だとのこと。
shilocase氏はOSの問題の可能性を考えて、ドライブ全体を消去してOSのクリーンインストールをし直しましたが、状況は改善されず、100人でのチームミーティングに参加したところ、画面共有をしようとすると画面がちらつき、Teamsだけでなく、メールやカレンダー、ファインダー、プレビューなどシステム全体が5秒から10秒遅れる状態に。再起動すると治ったものの、再び会議に参加するためTeamsを起動すると元のもくあみになってしまったそうです。
すでにshilocase氏はこの問題に1年以上悩まされているとのことで、「Teamsはウイルスであり、開発者はこの問題を無視したことで解雇されるべきだと確信しています」と怒りをあらわにしています。
実際にどのようにちらつくのかという動画も投稿されていて、まともに会議が続けられないような状態であることがわかります。
報告を受け、Microsoftのサム・コスビー氏は「問題改善のために重要な作業をしていることを保証します」とコメント。
shilocase氏が声を上げたことで、同じくMacユーザーだというh0yt3r氏やXenothan氏、brunosimon氏ら、会議中、特に画面共有時にクライアントがフリーズすると報告。
2014年ごろから1.4GHzのデュアルコアi5搭載の21.5インチiMacでTeamsを使用しているというJonfahey89氏は、ファイルシステム使用状況を確認した上で「Teamsからファイルシステムに不快なレベルのI/O要求があり、過度の読み取りと書き込みによって内部パスが飽和状態に陥っています」と指摘。「macOSユーザーが怒る爆弾をプログラムに組み込むことに成功しています」と状況を表現しました。
フロントエンド開発者だというMarcoMattes氏も、Teamsの使用中はJestやEslintといったノードツールの実行時間が60秒ではなく10分もかかってしまうため、Teams中は仕事ができないとコメント。
結局、shilocase氏のもとで発生していた不具合はコスビー氏がコメントしていたものと考えられる、2021年9月末のアップデートによって改善されたとのこと。
ただ、macOS Montereyが一般公開された2021年10月以降、再び不具合が発生するようになっているようで、当該スレッドでは引き続きshilocase氏以外のMacユーザーたちが不具合報告を続けています。