(写真:時事通信)

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“パパ活疑惑”が報じられたことによって、今もなお雲隠れを続けている吉川赳衆院議員(40)。報道直後に自民党を離党したものの、騒動について公の場で説明はなされていない。加えて6月30日には期末手当として約290万円を受給し、批判が殺到している。

「吉川議員は6月上旬に、18歳の女性大生に飲酒をさせたと報じられました。それだけでなく、女子大生に4万円を渡し高級ホテルで夜を過ごしたことがスクープされたのです」(ワイドショーデスク)

そんななか静岡第一テレビ(電子版)が11日、吉川議員が「7月18日の週にブログで釈明する」と報じたのだ。さらに13日に配信された静岡新聞(電子版)の記事では、吉川議員が「女性は飲酒が認められている20歳以上だったことが分かった」と話していると、関係者が証言しているという。

その一方で、吉川議員の“パパ活疑惑”を報じた「週刊ポスト」では、6月19日に電子版で吉川議員と女性のやりとりを掲載している。

5月27日に東京・汐留の高級焼肉店の個室で、吉川議員は女性に酒をすすめた後に「学生だよね?」と質問。すると女性は「大学1年生になったばかりです」と答え、吉川議員は「いやー、もうだいぶオジサンだけど、ありがとうね!」と述べたという。

実際に女性の年齢が何歳であるかは不明だが、それ以前に、吉川議員に対する不信感が募っているという。

「報道からすでに1カ月以上が経っています。離党後、雲隠れを続けてきた吉川議員ですが、“ブログで釈明する”と報じられたのは11日。この日は参院選投開票の翌日であり、安倍晋三元首相の通夜が営まれた日でした。あまりにもタイミングが悪く、ブログでの釈明だと“質疑応答逃れ”と見なされかねません。吉川議員は辞職しない意向のようですが、往生際の悪さといい、国会議員としての資質に欠けているのではないでしょうか」(社会部記者)

記者会見をせず、一方的にブログでの釈明で済まそうとしているという吉川議員。ネット上ではさらなる批判が相次ぎ、“大延焼”する事態となっている。

《相手が20歳以上かどうかの問題ではない。この議員はそんなことすらわからず、ブログで意見発表するつもりなんだろうか。ブログでの発表自体、質疑応答もなく説明責任を果たさない方法であるにもかかわらず、それに輪をかけて妻子ある国会議員としてしてはいけないことの区別もついていない》
《議員辞職もせず黙りを決め込んで局面打開に奔走していたわけだ。相手「女性は20歳以上」との主張が事実かどうか定かではないが、もし事実だとしてもそれで形勢逆転できると判断すること自体、吉川氏の救いようの無さを物語っている》
《もう相手の年齢とかそういった問題ではないと思うけど…。騒動後の対応とか公人としての資質を問われてると思う》

吉川議員のブログのプロフィール欄には依然として《自民党静岡第五選挙区支部長》《衆議院議員》とあるが、“議員の座を手放さない”という意思の表れなのだろうか。