マクトミネイを“極めて重要な存在”とみなす新監督 マンUを牽引する存在へ進化を遂げられるか
ここ数シーズン、マンチェスター・ユナイテッドの中盤として健闘を続けてきたMFスコット・マクトミネイ。今季から新たに指揮をとるエリック・テン・ハーグ監督もマクトミネイを重要な戦力の1人として数えており、放出するつもりはないようだ。
マクトミネイはマンUの下部組織出身の選手で、2017年4月からトップチームへと加わった。ここまで6シーズンに渡ってマンUでプレイを続け、昨季はプレミアリーグで30試合に出場。オーレ・グンナー・スールシャール元監督やラルフ・ラングニック前監督の信頼を掴んでいた。
今夏のマンUはポール・ポグバやネマニャ・マティッチといった中盤の選手が契約満了で退団したことにより補強が必須。バルセロナのMFフレンキー・デ・ヨング獲得に関する報道が多く流れているものの、現状は守備的な中盤の選手で戦力として計算できるのが、マクトミネイとブラジル代表MFフレッジくらいとなっている。
英『The Mirror』によると、ニューカッスル・ユナイテッドやプレミアリーグの他のクラブが、移籍市場の開幕直後にマクトミネイの獲得について軽くコンタクトを取ったようだが、マンUはこれを拒否したという。エリック・テン・ハーグ新監督はマクトミネイを“極めて重要な選手”としてみなしているようだ。
ここまでのマクトミネイは、マンUでしっかりとポジションを確保できているものの、期待されていたほどの存在にはなりきれていない。本来であれば、レギュラーを確保するに留まらず、チームを牽引するようなパフォーマンスが求められているはずだ。
すでに25歳と若手の域から脱したこともあり、もう一段階上の選手へと変貌を遂げるべきタイミングを迎えているはず。信頼してくれている新監督の下、成長への新たなきっかけを掴むことが望まれる。