体長約6メートルのリュウグウノツカイ捕獲 専門家「珍しい」/台湾・台東
![体長約6メートルのリュウグウノツカイを釣り上げた林奕帆さん=読者提供](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/3/2/32361_1290_e7f87250_cf486dce-m.jpg)
林さんによると、擬似餌を使って釣りをしていた際、突然大きな「引き」があり、約40分間の格闘の末、ようやく釣り上げた。当初は普通の大きな魚かと思ったが、まさかのリュウグウノツカイで、周囲にいた釣り人も集まってきたという。重さはおよそ130キロ。写真撮影の後、その場でさばいて持ち帰った。
また、病気になったリュウグウノツカイは餌を食べないため、今回の個体は健康なものと推測。「雨が続いて海水が濁り、餌を誤食したのではないか」との見方を示した。
台湾魚類データベースによれば、リュウグウノツカイはオキアミや小型の魚、イカなどを食べるという。繁殖期や幼魚期には水深の浅い所に現れ、時々近海や沿岸にも出現するものの、生態はよく分かっていない。地震が起きた後に漁師などが発見することがあり、「地震魚」とも呼ばれる。
(盧太城/編集:齊藤啓介)