【イタリアマンマのおうちごはん】夏にぴったり!セロリと鶏むね肉とくるみのサラダ

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洋風料理の出汁に欠かせない香味野菜のセロリ。生で食べてもシャキシャキした食感と独特の香りが爽やかでおいしい野菜です。今回、料理家の緒方美智子さんに教えていただくのは、イタリアでは定番の組み合わせで作るサラダ。これからの季節は冷蔵庫で冷やして食べるのがおすすめ。ぜひ試してみてくださいね!

セロリのおいしさを味わう旬のひと皿


Ciao!  料理家の緒方美智子(@michiko_ogata_viafrua)です。

一年中、野菜売り場に並ぶセロリですが、春から6月頃の今が旬。

イタリアではブロードやラグーを作る時には欠かせない香味野菜です。茎だけではなく、葉の部分もリゾットや炒めものに使います。

私のおすすめの食べ方は塩、胡椒、オリーブオイルをかけてオーブンで焼くだけのシンプル調理。セロリの旨味がギュッと濃縮して、とてもおいしいです。

さて、今回は旬のセロリを使ったサラダをご紹介します。

イタリアでは、みずみずしいセロリを鶏むね肉、くるみ、ペコリーノチーズと合わせるのが定番。むね肉にはしっかりと火を通すのがイタリア流ですが、私はしっとりしていたほうがおいしいと思うので柔らかく仕上げます。

作りたてはもちろんですが、冷蔵庫で冷やしておくと味がなじんでおいしくなります。昼間作っておいて夜に食べるのがおすすめ。これから暑くなる季節にぴったりのひと品です。


セロリと鶏むね肉とくるみのサラダ


材料(2〜4人分)

・鶏むね肉……1枚(皮を剥がす)

【A】
・塩……大さじ1
・砂糖……大さじ1
・ローリエ……1枚
・水……800〜900cc

・セロリ……2本
・くるみ……25〜30g
・ペコリーノ ロマーノ……適量
・エクストラヴァージンオリーブオイル……20cc
・ホワイトワインヴィネガー……20cc
・塩……ひとつまみ(約1g)
・粗挽き黒胡椒……適量


作り方

1. 鶏むね肉が水に被るぐらいの鍋を用意する。鶏むね肉の両面をフォークで数箇所さす。Aの材料を沸騰させてからむね肉を加え、再び沸騰したら30〜60秒してから火を止める。


蓋をして放置し自然に冷ます(しっかりと冷ます)。


2. セロリを5mm幅の斜め切りにする。


3. 冷めた1を取り出して手でほぐす。


4. ボウルに23を合わせてオリーブオイル、ワインヴィネガー、塩、胡椒をして和える。


5. 器に盛り、ピーラー(皮むき器)でスライスしたペコリーノチーズをたっぷりとかけ、砕いたくるみを散らして胡椒をふる。


ペコリーノチーズは大手輸入食品店でも売られていますし、ちょっと品揃えの良いスーパーやデパ地下ではたくさんのチーズが売られているので、ぜひ探してみてくださいね!

ご自宅近くのスーパーなどでなかなか手に入らない……というときには、パルミジャーノチーズやフェタチーズ(ギリシャのチーズ)で作ってもおいしいですよ。パルミジャーノチーズは塩気がやさしいので多めに加えるとよいです。フェタチーズは塩気が強いのでお好みの量で作ってくださいね。


キヌアを加えてボリュームアップ


アレンジで薄くスライスしたりんごを加えたり、また茹でたキヌアとミントを和えると爽やかでボリュームのあるひと皿になります。

暑くて食欲が出ない時にも、これならさっぱりと食べられますよ。

ボナペティート♪


緒方美智子(@michiko_ogata_viafrua)