新型13インチMacBook Pro登場! M2搭載で、インテルCPUモデルより最大3.4倍も高速
アップルは本日、WWDC 2022(世界開発者会議)にて新型13インチMacBook Proを発表しました。基本的にはプロセッサーが従来のM1チップから第2世代の「M2」チップに変更されたのみで、デザインおよびそのほかの仕様は従来モデルと同じです。
第2世代の5nm技術により作られたM2チップは、M1と比べてCPUが18%、GPUが35%、機械学習のNeural Engineが40%高速化され、あらゆる点で先代を超えています。また、M1よりもメモリー帯域幅が50%向上し、最大24GBの高速ユニファイドメモリーを利用できます(M1は最大16GB)。
公式リリースによれば、より高速な8コアCPUと10コアGPUにより、Affinity PhotoなどのアプリでRAW画像を扱う場合は前世代よりも約40%高速化し、Appleシリコンを搭載しないモデル(つまりインテル製チップ搭載MacBook Pro)からアップグレードするユーザーの場合は最大3.4倍高速化するとのことです。
また『Baldur’s Gate 3』などグラフィックを駆使するゲームのプレイも、従来の13インチMacBook Proより約40%も高速化し、インテル製チップ搭載MacBook Proと比べれば最大で3.3倍高速になるそうです。Mac用のゲームライブラリは乏しい印象もありますが、それを意識してかAppleシリコン版『バイオハザード ヴィレッジ』の発表もありました(発売は2022年後半)。
このほかM2のメディアエンジンはProResのエンコードとデコードに対応しているため、最大11ストリームの4K ProResビデオと最大2ストリームの8K ProResビデオを再生でき、ビデオプロジェクトをこれまでよりも約3倍速くProResに変換できるとのことです。
さらに新型13インチMacBook Proはバッテリー持続時間にも優れており、1回の充電で最大20時間のビデオ再生が可能です。新生MacBook Airと同じく発売は来月のことで、価格は17万8800円(税込)から。M1版は14万8280円からだったため、3万円以上もの値上げとなります。
Source:Apple