【からだケアレシピ】蒸し暑い日におすすめ!「鯛とアスパラのタルタル」
からだの中の水はけをよくする食材って?
6月といえば「梅雨」ですね。
今年は例年より梅雨入りが早いと言われていますし、この記事が公開される頃には東京も梅雨入りしているかもしれません。
なぜ恐怖かというと、胃腸が弱いうえに、自律神経も弱いから。
そういう人は体調を崩しがちな時期なのです。とくに胃腸が弱い方にはしっかり対策をしていただきたい季節です。
胃腸にとって湿度は苦手な存在。悪影響を及ぼして機能を低下させます。
そして雨が続くと気分もどんよりしますが、これは単なる気のせいではなく湿度で気が滞るから。気が滞ると肝にも影響し、自律神経が乱れがちな人にはちょっとつらい時期、というわけです。
ストレスやお疲れがたまっている人は、とくに影響を受けやすいです。
さて、そんなときはおいしいものでも食べて鬱々とした気分を吹き飛ばしたいもの。
胃腸を労わって余分な水分を排出する鯛と、元気を補い水分代謝を整えるアスパラを使った簡単な前菜、「鯛とアスパラのタルタル」をご紹介します。
最初にひとつだけ断っておきたいのですが、じつは生ものの食べ過ぎは湿をからだの中に溜めこんでしまうことがあります。
そのため、温め食材(赤たまねぎ、ディル、ゆずこしょう)も組み合わせてレシピを考えましたが、このレシピだけ食べ過ぎるといったことはないようにしてくださいね(そんなことはないと思いますが念のため)。
合わせたのは胃を労わって気を巡らせる赤たまねぎと、胃腸を温めて食欲を促すディル。レモンの皮やゆずこしょうも気を巡らせます。ディルがなければパセリに変えてもおいしいです。パセリも温め食材で、気を巡らせ、消化を促進する働きがあります。
ここで胃腸をケアしつつ水分代謝にもよい食材、レシピで使ったもの以外のものをあげておきますね。この時期のお料理に摂り入れてみてください。
玄米、はとむぎ、黒豆、スナップエンドウ、絹さや、グリンピース、とうもろこし、なす、レタス、すずき、はも、鴨肉など。
この中ではとむぎ、なす、レタス、はも、鴨肉はからだを冷やす食材です。気温が低めの日や、すでに胃腸が弱っている人は温かいお料理に仕上げる、もしくは温め食材と合わせるなどして工夫してみてください。
鯛とアスパラのタルタル
材料(2人分)
・鯛(刺身用)……120g
・グリーンアスパラガス……2本
・赤たまねぎ(みじん切り)……大さじ2
・ディル(葉のみ)……大さじ1〜2(お好みで)
・レモンの皮(ゼスターでおろしたもの)……1/2個分
【A】
・レモン汁……小さじ2
・マヨネーズ……大さじ1/2
・ゆずこしょう……小さじ1/2
・塩……2つまみ
・こしょう……少々
・EVオリーブオイル……大さじ2
・バゲット(スライスしたもの)……6切れ
・にんにく……適宜
作り方
1. 鯛は1cm角に切る。アスパラは根元1/3の皮をむいてから塩ゆでして冷水にとり、ペーパーで軽くにぎるようにしてしっかりと水分をきって(太いものは縦半分に切り)小口切りする。ディルは軽く刻む。バゲットの表面ににんにくの断面をこすりつけ、カリッとするまでトーストする。
2. ボウルにAを入れて混ぜ合わせる。
3. 2に鯛、アスパラ、赤たまねぎ、ディル、レモンの皮を加えて混ぜ合わせる。
4. 1のトーストしたバゲットに2をのせる。
今回はバゲットに載せたレシピですが、セルクルを使ってそのままお皿に盛り付けたり、小さなグラスに盛ってスプーンでいただくスタイルでももちろん結構です。ただしそのまま食べると少し塩辛く感じるかもしれません。その場合はお好みで塩分を減らしてください。
またおもてなしにも喜んでいただけるレシピですが、多めに作る場合はマヨネーズの代わりに卵黄を落として混ぜ、レモン汁や塩加減を調整してもおいしいです。
夏にバテないよう、定期的に温かいスープを摂ってみて!
これから気温が高い日もでてきます。冷たいお料理がおいしく感じられる日も多くなりますよね。からだも欲しているのですから、冷た過ぎないものを適度にいただくのは悪いことではありません。
とはいえ、時々は温かいスープで胃を労わり、疲れをリセットしてあげましょう。
そうすると夏本番にしっかりと食べることができ、夏バテを防ぐことができます。
ちづかみゆき Miyuki Chizuka(@miyukichizuka)