【新聞チェック】菅内閣支持率が10％台に突入　政権交代してから最低に - BLOGOS編集部

2022年3月30日 0時0分

※この記事は2011年07月12日にBLOGOSで公開されたものです

　マスコミ各社の世論調査で、菅直人政権の内閣支持率がいずれも10%台に急落した。朝日新聞社が9、10日両日に行った調査では、鳩山政権末期すら下回る15%に。民主党に政権交代してから最低の数字を記録した。菅内閣の支持率は、震災が起きて以降は20％台で下げ止まってきた。「政争で復興の足を引っ張るな」という世間のムードが大きかったが、7月5日の松本龍・復興担当相の辞任や、原発へのストレステストをめぐる混乱などで、ついに国民からも見放されたようだ。
　

「脱原発」で支持率アップは幻だった

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　上の表はマスコミ各社の調査結果。菅首相の支持率は、のきなみ低迷していることが分かる。

　さらに12日朝刊の朝日新聞の記事では、

首相の辞任時期を3択で尋ねると、「ただちに」が31％、「いまの国会が終わる8月までに」が39％だったのに対し、「9月以降でよい」は23％だった。前回6月調査では内閣支持率22％、不支持率56％。今回の不支持率66％は菅内閣で最悪の数字だ。

　として、今国会で退陣を求める声が実に7割に上っていることを明らかにした。
　
　菅首相が「解散総選挙の争点にしようとしている」との噂のある「脱原発」への賛成派は全体の77%に達した。しかし、彼らの中でも内閣支持率は15％と全く変わっておらず、首相の意欲とは裏腹に支持率アップには全く繋がっていなかった。
　
　朝日の調査によると、政党支持率は民主と自民がともに17％。公明党3％、みんなの党と共産党が2％、社民党が1％と続いている。菅首相が失政を繰り返しているとはいえ、野党の人気も伸び悩んでいるのが実態だ。