スーパーの鮮魚コーナーに「アオザメ」出現! とってもジョーズなディスプレイに青ざめちゃう
スーパーで買い物をしていたら、いきなりサメの頭と出くわした──そんなB級サメ映画のような状況に陥った人の体験談が、ツイッター上で話題になっている。
こちらは、島根県で水産関係の仕事をしている「お水が欲しいアスパラ」(@asupara0gass)さんが、2022年4月2日にツイッターに投稿した写真だ。
場所はスーパーの鮮魚コーナー。その一角にデーーンと置かれているのは......サメの生首!ギョロリとした目に血で赤くなった口元など、なんだか今にも動き出しそうな威圧感だ。
その隣では「アオザメ」「100グラムあたり38円」と書かれたポップがあり、パック詰めされた切り身が並べられている。これも、れっきとした商品の一つらしい。
見かけたらまず二度見するであろう光景に、ツイッター上ではこんな声が寄せられている。
「これは青ざめるな」
「目がサメました。ジョーズにディスプレイしてる」
「駄目だ。動いて喰い付いてきそう...」
Jタウンネット記者は、投稿者のアスパラさんに話を聞いた。
嫌な臭いはまったく感じなかった
アスパラさんが話題のアオザメと「遭遇」したのは2日の14時ごろ。場所は島根県出雲市稲岡町にあるマックスバリュ川跡店の鮮魚コーナーだ。
水産関係の仕事をしている関係で、スーパーに行ったらまず先に鮮魚コーナーに足を運びがちだというアスパラさん。その日も普通に買い物しようと入店したあと、鮮魚コーナーに向かった。
「そうしたら堂々とサメの頭が置いてあるのが見えましたので、もう吸い寄せられるようにすぐさま駆け寄って、そこに居た鮮魚コーナーの人と話しつつ、触ってみたり撮影させて貰ったり存分に堪能させて頂きました。
このお店では週末にお客さんがあっと驚くようなデカい魚を置くようにしているそうです!」(アスパラさん)
売り場にはサメの他にも、地元のマイワシやアジ、マサバ、エテカレイ、ブリ、シジミなどが陳列されており、同業のアスパラさんから見ても大変鮮度が良い魚が並んでいたそうだ。
なお、投稿に寄せられたコメントの中には「臭そう」「アンモニア臭がしそう」という意見も見られたが、それについてアスパラさんは
「血抜きしたサメはまったくアンモニア臭がしないらしく、アオザメそのものからはまったく嫌な臭いなんてものはしませんでしたよ!」
と、売り場では別段変な臭いは感じなかったと語った。
「見つけた時はあの凶暴なアオザメの頭が置いてある事にとにかく驚きましたが、何より単価が安すぎると思いました。他のスーパーでもサメは見ますが、大体安くても100グラム70〜100円くらいなので、仕入れ値が安いのかもしれませんがかなり攻めた売り方していると思います!」(アスパラさん)
その後、アスパラさんは売られていたアオザメの切り身を購入。フライにして食べてみたそうで
「味は淡白なので味付けがあった方が良いですが、黙ってこれを出されたら白身魚のフライだと思うでしょう。それほど一般大衆魚と違いがありませんでした」
と味の感想を述べた。もしスーパーでサメが売られていたら、勇気を出して買ってみてもいいかもしれない。
(4月5日10時45分追記)記事初出時、本文中に誤記がありましたので訂正しました。