【日本代表レポート】森保一監督が現在の選手選考について考え方を示す
8日、日本代表の森保一監督がオンライン記者会見でワールドカップアジア最終予選、オーストラリア戦(24日・シドニー)、ベトナム戦(29日・埼玉)に臨む選手の選考についての考え方を示した。
森保監督は、オーストラリア戦で選手全員が揃って練習できるのは試合前日の1日だけと明らかにし、ヨーロッパからの選手の移動が24時間以上かかることが理由だとした。
会見では選考について記者からの質問が相次いだ。
——日本からの移動のほうが短いのでJリーグ勢を多く連れて行っていいのではないか?
「いろんな想定で話をしている。負荷は国内組のほうが軽減され、いいコンディションで臨めるというのはスタッフの議論で出てきた。基本的にはこれまでのチーム作りの中で選考しながら、少しでもいいパワーが作れるという観点で選考する。オーストラリアもヨーロッパ組が多いので条件的には同等」
——多めの人数を選考していいのではないか?
「ホーム連戦の時は登録人数ちょうどで招集した。アウェイ戦では選手を多めに連れて行き、コンディションや新型コロナ問題に対応した。おそらく数人はプラスで招集するだろう」
——厳しい試合だから若い選手を経験のために同行させるのは?
「今回も欠員が出たらメンバーに入れる、あるいは将来代表に入ってきそうな選手を招集してもいいのではないかという議論もしている。ただ大人数で行くと試合に関われるかどうかで温度差が出る可能性もある。ギリギリのメンタルを合わせる部分は考えなければいけない」
「前回登録メンバーちょうどで臨んだとき、選手は試合に出られるかどうかというより試合に向かって集中していった。招集の仕方が変わるとチーム内の変化もあったので、加味しながら考えていきたい」
——経験のあるベテラン勢を呼ぶのはどうか?
「経験豊富なベテランの力で試合を落ち着かせながら上に行くということも考えられるし、若い選手が自分たちの未来を自分たちで切り開くことも大切だと思う。両方一緒にうまく使えればいいが、どちらかという選択ならチームファーストで選択する」
——もし何の条件もなければどれくらいの人数を連れていきたいか?
「通常のメンバー以外に各ポジション1人ずつ。本当はこれまでの代表に関わってくれた選手を全員連れて行きたい」
——現在、メンバー選考はどれくらい進んでいるか
「現在は半分以上」
なお、日本代表の発表は16日で試合への登録人数は23人。数人が3人だとすると26人で、レギュラーの11人を除くと残り15人がこれから選ばれるということになる。
【文:森雅史/日本蹴球合同会社】
森保監督は、オーストラリア戦で選手全員が揃って練習できるのは試合前日の1日だけと明らかにし、ヨーロッパからの選手の移動が24時間以上かかることが理由だとした。
会見では選考について記者からの質問が相次いだ。
「いろんな想定で話をしている。負荷は国内組のほうが軽減され、いいコンディションで臨めるというのはスタッフの議論で出てきた。基本的にはこれまでのチーム作りの中で選考しながら、少しでもいいパワーが作れるという観点で選考する。オーストラリアもヨーロッパ組が多いので条件的には同等」
——多めの人数を選考していいのではないか?
「ホーム連戦の時は登録人数ちょうどで招集した。アウェイ戦では選手を多めに連れて行き、コンディションや新型コロナ問題に対応した。おそらく数人はプラスで招集するだろう」
——厳しい試合だから若い選手を経験のために同行させるのは?
「今回も欠員が出たらメンバーに入れる、あるいは将来代表に入ってきそうな選手を招集してもいいのではないかという議論もしている。ただ大人数で行くと試合に関われるかどうかで温度差が出る可能性もある。ギリギリのメンタルを合わせる部分は考えなければいけない」
「前回登録メンバーちょうどで臨んだとき、選手は試合に出られるかどうかというより試合に向かって集中していった。招集の仕方が変わるとチーム内の変化もあったので、加味しながら考えていきたい」
——経験のあるベテラン勢を呼ぶのはどうか?
「経験豊富なベテランの力で試合を落ち着かせながら上に行くということも考えられるし、若い選手が自分たちの未来を自分たちで切り開くことも大切だと思う。両方一緒にうまく使えればいいが、どちらかという選択ならチームファーストで選択する」
——もし何の条件もなければどれくらいの人数を連れていきたいか?
「通常のメンバー以外に各ポジション1人ずつ。本当はこれまでの代表に関わってくれた選手を全員連れて行きたい」
——現在、メンバー選考はどれくらい進んでいるか
「現在は半分以上」
なお、日本代表の発表は16日で試合への登録人数は23人。数人が3人だとすると26人で、レギュラーの11人を除くと残り15人がこれから選ばれるということになる。
【文:森雅史/日本蹴球合同会社】