止まらぬ“辞職ドミノ” 「起訴相当」3県議が辞職 広島
県内議員の辞職ドミノが止まりません。河井夫妻から現金を受け取り、「起訴相当」と議決された県議が3人同時に辞職しました。
10日午後2時ごろ県議会の議長室に入るひとりの県議、またひとり、そしてまたひとり。
1日に3人もの県議が辞職願を提出するものものしい雰囲気です。
克行氏と案里氏から計50万円 岡崎哲夫県議「心からお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。起訴相当という結果が出たので我々も民意で選ばれている。そうした民意の結果が出たのでその時に決意はしました。偶然3人がきょうという日を選んだんだと思います」
案里氏から50万円 下原康充県議「できうる限りがんばっていきたいと思っていたところですが、検察審査会の結果を重く受け止めて決意をした」
記者「政界引退は決めていない?」
下原県議「そこの考えはまだ考える余裕もございません」
克行氏から30万円 平本英司県議「河井さんがどうこうとかいうことではなくて、私が返せなかったのが全てだと思うので、自分の優柔不断さ未熟さが本当にくやしくて」
3人の県議はいずれも自民党所属で、検察審査会で「起訴相当」と議決されていました。
県議会議長で自民党県連の中本会長代理は、まだ辞職していない起訴相当議員の対応を問われ…
記者「次は辞職勧告も検討しないといけない?」
自民党県連 中本隆志会長代理「そこも含めてまずは検察が起訴するかしないかを見定めてコメントしたい」
検察審査会の議決後に辞職した議員は、土井正純呉市議、沖宗正明広島市議、高山博州県議に続き6人となりました。
来週火曜日に定例会が始まる県議会は、4つの空席となる異例事態です。