ソフトバンク・城島健司会長付き特別アドバイザー【写真:福谷佑介】

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「契約にはない役柄ですから、拓也が2割7分打ったら絶対に給料上げてもらおう」

 ソフトバンクは3日、宮崎春季キャンプ3日目を迎えた。甲斐拓也捕手とのマンツーマン打撃改造に取り組んでいる城島健司会長付き特別アドバイザーは報道陣に対応し「拓也が2割7分打ったら、絶対給料上げてもらおう」と冗談めかしつつ、正捕手の打力アップへの貢献を誓った。

 昨季は打率.227、12本塁打を放ちながらも、リーグワーストの142三振を喫した甲斐。このキャンプでは城島アドバイザーの宮崎滞在中、マンツーマンでの「城島道場」で打撃を根本から見直すことに。城島氏は「打撃の方でも彼が戦力になってくれると、そんなに強いことはない」と期待した。

「契約にはない役柄ですから、拓也が2割7分打ったら絶対に給料上げてもらおう。下がったら下げられるけど、2割1分以下にはならんでしょう」と冗談めかして報道陣を笑わせた城島氏は「プロに入ってきた選手は2割7分誰でも打てると思います。拓也が打てないなら、そんな役は引き受けませんよ。十分力はある。自分で取った虎の子を守るなんてキャッチャー冥利に尽きる、醍醐味を知ってもらいたい」とも語っていた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)