特殊詐欺で約1億3800万円被害 県内では最高額 広島
特殊詐欺でおよそ1億3800万円の被害です。
県警によりますと去年10月、福山市の50代の男性のスマートフォンに「NTTファイナンス」をかたる一通のショートメールが届きました。
男性はメールにある番号に連絡。未納料金としておよそ80万円を振り込みました。
しかし、これで終わりではありませんでした。
「あなたの携帯がランサムウェアの発信源になっていて、被害者が出ている。示談金2000万円を提示してきている」
今度は情報安全関連の協会を名乗る男から連絡があり、保険代や示談金名目で約1500万円を要求され振り込みます。
さらに、他県の警察を名乗る男が、男性の資産を聞き出しました。
「あなたの個人情報もハッキングされているので、残った資産も狙われています。他の安全な口座に移すことをお勧めします」
そこに情報安全関連の協会を名乗る男の上司から連絡があり、1億円以上を振り込んでしまいました。
その後、男性は男らと連絡がつかなくなり、警察に相談、被害が明らかになったということです。
県警 減らそう犯罪情報官 池岡警部「ショートメッセージに書かれている電話番号には連絡をしないでください。もし連絡をする必要があると考えられるのであれば、自分で連絡先を調べなおして連絡をしていただければと思います」