お弁当やおかずにぴったり!業務スーパーのハンバーグ5種類を調理師が実食レビュー

業務スーパーのハンバーグは種類豊富

みんな大好きなハンバーグ。しかし家で作るとなると、玉ねぎをみじん切りにしたりひき肉をこねたり、結構手間がかかりますよね。そこでおすすめするのが、業務スーパーのハンバーグです。

業務スーパーで販売されているハンバーグの数々は、調理済みの商品がほとんど。電子レンジやフライパンで解凍すれば、すぐに食べられるものばかりなんですよ。この記事では、5種類のハンバーグを調理師が実食レビューし、おすすめのアレンジ方法もご紹介していきます。

業務スーパーにはどんな種類のハンバーグがある?

業務スーパーで販売されているハンバーグは、一部冷蔵商品もありますが、ほとんどが冷凍商品です。味付けされていないプレーンなものから、ソースと一緒に冷凍されているもの、大容量タイプや個包装タイプまで、種類も豊富にそろっています。

原材料の肉の種類や割合も各商品で異なるので、あっさりからこってりまで、味わいもさまざまです。

1. コスパ抜群!「あらびきハンバーグ」

業務スーパーのハンバーグのなかでも、かなりコスパが高い「あらびきハンバーグ」。1個120gのハンバーグが8個入っており、値段は408円(税込)です。

原材料は豚ハツ、鶏肉、たまねぎ、粒状大豆たん白、パン粉、牛脂など。一番多く含まれているのが豚ハツとのことで、味わいが気になります。しょうゆや食塩、香辛料も入っているので、そのままでもある程度の味付けはされているようですよ。

調理は凍ったままフライパンで

パッケージの説明によれば、調理方法は「油をひいて熱したフライパンに凍ったままのハンバーグを並べ、ふたをしつつ弱火~中火で片面5分ほど加熱する」とのこと。調理するときれいに焼き色が付き、表面にところどころ玉ねぎが見えて手作り感があります。

ちなみにあらびきハンバーグは「そうざい半製品」のため、生に近い状態です。電子レンジではなく、フライパンでしっかり加熱してから食べるようにしてくださいね。

カットしてみると、みじん切りの玉ねぎがところどころに入っています。肉汁感はありませんが、しっとりやわらかな食感です。少し気になったのがハンバーグの風味。豚ハツが一番多く含まれているからなのか、ホルモンのような風味を感じます。

筆者はホルモン好きですが、正直このハンバーグはクセが強め。そのままよりも、臭みをマスキングしてくれるソースと一緒に食べるのがおすすめです。

スパイシーなカレーと相性抜群!

クセが強めな業務スーパーのあらびきハンバーグ。せっかくならおいしく食べたい!ということで、スパイスが効いたレトルトカレーと一緒に食べてみました。結果は大成功。スパイスの風味でハンバーグのクセが和らいで、おいしく食べられましたよ。

ボリューム満点なハンバーグをトッピングしたことで、レトルトカレーを使ってもかなり満足感があります。ハンバーグ自体のコスパが高いため、手軽に安くボリューム満点のご飯を食べたいときに最適です。

商品情報

■商品名:あらびきハンバーグ
■価格:408円(税込)
■内容量:960g
■原材料:豚ハツ、鶏肉、たまねぎ、粒状大豆たん白、パン粉、牛脂など
■カロリー(1個120gあたり):199kcal
■調理方法:凍ったままフライパンで加熱
■原産国:日本
■販売場所:全国の業務スーパー各店舗

※店舗によって、お取り扱いのない場合がございます。

2. 小さめで便利「焼上ハンバーグ(お弁当用)」

業務スーパーの「焼上ハンバーグ(お弁当用)」はその名のとおり、お弁当にぴったりなミニサイズのハンバーグ。1個30gのハンバーグがたっぷり30個入っており、お値段307円(税込)で購入できます。

原材料は食肉(鶏肉(国産)、牛肉、豚肉)、粒状大豆たん白、つなぎ(パン粉、小麦粉)、たまねぎ、しょうゆ、食塩など。お値打ちなハンバーグなので鶏肉が主原料ですが、国産鶏肉使用、牛肉と豚肉入りということで、味にも期待できそうです。

調理はなんでもOK!

パッケージの説明書きによると、調理方法は「電子レンジまたはフライパン」とのこと。しかし、揚げ調理やオーブン調理もできるらしく、一度にたくさん調理したいパーティー料理にも活躍しそうです。

焼き色はついていないため、香ばしい色目がほしいときはフライパンで焼いて調理するのがおすすめです。筆者は手軽に電子レンジで加熱しました。

断面はいたってシンプルで、ちらりと玉ねぎが見える程度です。食べてみると肉の粒感はありませんが、やわらかすぎずほどよい食べ応え。下味がついていてクセもないので、どんなソースとも相性が良さそうです。ケチャップを添えるだけで、十分お弁当のおかずになるおいしさですよ。

ドリアにトッピング

ミニサイズのハンバーグはお弁当にぴったり。しかし、せっかくなのでお弁当以外の使い道を考えてみました。筆者が作ったのはハンバーグドリア。ケチャップを混ぜたご飯に、ホワイトソースと解凍したハンバーグをのせ、ピザ用チーズをトッピングしてトースターで焼けば完成です。

ケチャップライスとホワイトソースだけのドリアが、ハンバーグをトッピングするだけでごちそうに早変わり!主張しすぎないハンバーグなので、料理をボリュームアップしたいときにぴったりですよ。

商品情報

■商品名:焼上ハンバーグ(お弁当用)
■価格:307円(税込)
■内容量:900g
■原材料:食肉(鶏肉(国産)、牛肉、豚肉)、粒状大豆たん白、つなぎ(パン粉、小麦粉)、たまねぎ、しょうゆ、食塩など
■カロリー(1個30gあたり):46kcal
■調理方法:凍ったまま電子レンジまたはフライパンで加熱(揚げ調理、オーブン調理も可能)
■原産国:日本
■販売場所:全国の業務スーパー各店舗

※店舗によって、お取り扱いのない場合がございます。

3. 味わい本格派「煮込みハンバーグ(デミグラスソース)」

業務スーパーで人気の“やわらか煮豚”と同じコーナーに並んでいるのが、「煮込みハンバーグ(デミグラスソース)」です。ハンバーグのサイズは1個70g前後。5個入りで、お値段321円(税込)となっています。

原材料はハンバーグ(豚肉、牛肉、たまねぎ、パン粉、その他)(国内製造)、オニオンソテー、醸造調味料、トマトペースト、牛肉だし、砂糖など。肉として豚肉と牛肉だけが使われた、本格的なハンバーグです。デミグラスソースにはブラウンルウやフォン・ド・ヴォー粉末も使われており、材料からも味の本格さがうかがえます。

調理は湯せんか電子レンジ

「煮込みハンバーグ(デミグラスソース)」は調理済みの商品のため、温めるだけで食べられます。方法は封をしたまま湯せんするか、封を開けて耐熱皿に入れ電子レンジで加熱するかのいずれか。

筆者は封を開けて取り出したあと電子レンジで加熱したのですが、袋の中にソースや油脂分がたくさん残ってしまいました。湯せん調理すれば油脂分やソースが溶けてスルッと出てくるはずなので、ソースがもったいない!と感じる方は湯せんで温めてみてくださいね。

この断面、いかがですか?カットする前の見た目はもちろんですが、断面からもジューシーさが伝わってきます。実際に食べてみても、じわっと肉汁が溢れるジューシーさで絶品です!ソースの味わいも本格的で、くどくなく、しっかりと旨味が感じられます。

温めるだけで食べられて、しかも5個入って300円ちょっと。必死にひき肉をこねて、デミグラスソースを作っていたのはなんだったのか……と、あまりの安さとおいしさに放心してしまいました。

ケチャップを足してミートソースに

とてもおいしい「煮込みハンバーグ(デミグラスソース)」ですが、たっぷり5個入りのため、場合によっては食べきれないこともあるはず。そんなときは、ミートソースにアレンジするのがおすすめです。

作り方はソースと一緒にハンバーグを潰し、ケチャップと水を適量加え、フライパンや鍋で軽く煮詰めるだけ。デミグラスソースに旨味がたっぷり詰まっているので、ケチャップを加えるだけで十分おいしいミートソースになるんです。

スパゲティはもちろん、グラタンやドリアにアレンジしても絶品ですよ♪

商品情報

■商品名:煮込みハンバーグ(デミグラスソース)
■価格:321円(税込)
■内容量:5個
■原材料:ハンバーグ(豚肉、牛肉、たまねぎ、パン粉、その他)(国内製造)、オニオンソテー、醸造調味料、トマトペースト、牛肉だし、砂糖など
■カロリー(100gあたり):168kcal
■調理方法:湯せんまたは電子レンジ加熱
■原産国:日本
■販売場所:全国の業務スーパー各店舗

※店舗によって、お取り扱いのない場合がございます。

4. 香ばしいソースがおいしい!「照り焼きハンバーグ」

先にご紹介した煮込みハンバーグ(デミグラスソース)と並び販売されている、「テリヤキハンバーグ」。サイズは1個70g前後。5個入りで、お値段321円(税込)となっています。

原材料はハンバーグ(豚肉、牛肉、たまねぎ、パン粉、その他)(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖、しょうゆ、砂糖、醸造調味料、たん白加水分解物など。パッケージに「甘口てりやきソース」と書かれているように、材料からも甘さが強めの味付けだとわかりますね。

調理は湯せんか電子レンジ

調理は煮込みハンバーグ(デミグラスソース)と同じく、湯せんか電子レンジ加熱。筆者は取り出してから電子レンジ加熱してみましたが、ソースにやや油分が浮いていました。

また、温める前にハンバーグを取り出すと、ソースやエキスが袋の中に残ってしまいます。きれいに取り出したい方は、温めた後に開封すると、ソースまできれいに取り出せますよ。

断面はご覧のとおり。煮込みハンバーグと同じくジューシーで、やわらかい食感でありながらしっかりと肉感もあります。また、単に照り焼きソースで味付けされているだけかと思いきや、焼いたような香ばしい風味が感じられました。

原材料からは香ばしい風味の元がわかりませんでしたが、甘辛い照り焼きソースと食欲をそそる風味で、かなり満足感のある味わい。そのままで晩ごはんにも十分出せるほどのおいしさですよ。

盛り付けるだけで簡単ロコモコ

ソースたっぷりの照り焼きハンバーグで、ロコモコを作ってみました。作り方は驚くほど簡単で、皿にご飯を盛ってレタスをのせ、照り焼きハンバーグとソース、カリカリに焼いた目玉焼きをのせるだけ!5分あれば完成してしまう手軽さです。

照り焼きソースがしっかりした味かつたっぷり入っているため、そのソースを多めにかけるだけで味付けが完結します。個人的にはお店にも負けないほどおいしかったので、ぜひ試してみてくださいね。

商品情報

■商品名:照り焼きハンバーグ
■価格:321円(税込)
■内容量:5個
■原材料:ハンバーグ(豚肉、牛肉、たまねぎ、パン粉、その他)(国内製造)、果糖ぶどう糖液糖、しょうゆ、砂糖、醸造調味料、たん白加水分解物など
■カロリー(100gあたり):195kcal
■調理方法:湯せんまたは電子レンジ加熱
■原産国:日本
■販売場所:全国の業務スーパー各店舗

※店舗によって、お取り扱いのない場合がございます。

5. リッチな味わい「お肉屋さんの牛豚焼き上げハンバーグ」

最後にご紹介するのは、業務スーパーのハンバーグでは珍しい牛肉多めのハンバーグ。その名も「お肉屋さんの牛豚焼き上げハンバーグ」です。110gのハンバーグが5個入って、お値段は419円(税込)となっています。

原材料には食肉[牛肉(オーストラリア産)、豚肉(アメリカ産)]、たまねぎ(中国産)、つなぎ[卵白(国産)、パン粉、粉末状大豆たん白]、粒状大豆たん白、牛脂、大豆油などを使用。仕込み時の割合で食肉を30%配合しているとのことです。

調理は電子レンジ、仕上げにフライパン

パッケージに記載の調理方法は、「凍ったまま電子レンジで加熱し、お好みでフライパンで焼いて焼き目をつける」という内容。筆者は手軽に電子レンジ加熱だけで調理してみました。

ハンバーグには元々片面だけ焼き目がついており、言われなければ電子レンジで温めただけとは思えない見た目です。表面や側面の凹凸からも、手作りの雰囲気が感じ取れますよね。

断面図を見ても、手作りハンバーグやお店のハンバーグと言われれば信じてしまいそうなビジュアル。食感はやわらかめで、子どもでもおいしく食べられそうですよ。

味付けには食塩や砂糖、ウスターソース、ビーフエキスなどが入っており、そのままでも十分おいしい塩加減になっています。臭みもなく、お肉の旨味が感じられる味わいです。

ボリューミーなホームメイドハンバーガーに

手作り感あふれる牛豚焼き上げハンバーグは、ハンバーガーにぴったりの大きさ。市販のバンズでレタスとチーズ、温めたハンバーグとケチャップを挟めば、あっという間にチーズバーガーの完成です。

シンプルな材料ですが、ハンバーグの味付けがしっかりしているので、チーズとケチャップだけでも満足感のある味わいに。ピクルスやベーコンなど、好みの具材をトッピングしていけば、自分だけのハンバーガーを楽しめますよ♪

商品情報

■商品名:お肉屋さんの牛豚焼き上げハンバーグ
■価格:419円(税込)
■内容量:550g
■原材料:食肉[牛肉(オーストラリア産)、豚肉(アメリカ産)]、たまねぎ(中国産)、つなぎ[卵白(国産)、パン粉、粉末状大豆たん白]、粒状大豆たん白、牛脂、大豆油など
■カロリー(100gあたり):185kcal
■調理方法:電子レンジ加熱
■原産国:日本
■販売場所:全国の業務スーパー各店舗

※店舗によって、お取り扱いのない場合がございます。

アレンジ自在なハンバーグはストック必須!

業務スーパーのハンバーグは味わいやサイズ感、調理のしやすさ、アレンジのしやすさなど、それぞれの良さがある商品ばかり。ストックしておけば、お弁当や晩ごはんのおかずに大活躍です。

ご紹介したアレンジとあわせて、業務スーパーのハンバーグをぜひ試してみてくださいね。

※本記事は個人の感想に基づいたもので、感じ方には個人差があります。