日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は24日(金)、国内女子ゴルフツアーの2022年シーズン日程発表会見をリモート形式で実施した。来季も21年と同様に38試合を開催。賞金総額は42億9600万円で、21年比6600万円増と、“女子ゴルフ人気”健在を印象づけた。そのなかで発表された今季との主な変更点をチェックしよう。
■試合数は現時点で実質1増1減
インターネット放送が有料に限定されることに主催者が異を唱えた「GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ」は、スケジュールから名前が消えた。それにより空いてしまった第28週(7月)は、特別協賛社を募り、登場した場合はJLPGAが主催競技を行う方針となっている。
だが、東京五輪開催のため休止されていた「北海道meijiカップ」(8月5〜7日、北海道・札幌国際CC島松C)が3年ぶりに復活。これにより実質1増1減で21年と同じ試合数をキープした。さらにGMOの週に試合開催となれば、今年よりも1試合増えることになる。
■2大会の名称が変更
これまで「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」として開催されていた大会が、「ブリヂストンレディスオープン」に変更。また「ヨネックスレディス」が、「リシャール・ミル ヨネックスレディス」にリニューアルされる。
■4日間大会が2試合増加、賞金増額は4大会
「ブリヂストンレディスオープン」、「楽天スーパーレディース」が4日間大会になることにともない賞金額が増加。ブリヂストンは7000万円から、楽天は8000万円からそれぞれ1億円に増額される。
また「リシャール・ミル ヨネックスレディス」も7000万円から9000万円に2000万円アップ。特別公認大会の「TOTOジャパンクラシック」も600万円増額の2億2600万円(1ドル=113円換算)となる。4試合合計で7600万円の増額。なお4日間大会は38試合中18試合にまで増える。
■開催コース変更
7大会がコースを新たに変える。05年の第1回大会から、兵庫県の花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコースを使用してきた「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」が、埼玉県の石坂ゴルフ倶楽部に舞台を移す。また「ブリヂストンレディスオープン」は愛知から、今季まで男子の「ブリヂストンオープン」を開催していた千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ・袖ヶ浦コースへとお引越し。
ほかは以下の通り。
「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」→ 茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城)
「リゾートトラスト レディス」→メイプルポイントゴルフクラブ(山梨)
「ゴルフ5レディス」→ゴルフ5カントリー オークビレッジ(千葉)
「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」→城陽カントリー倶楽部(京都)
「日本女子オープン」→紫カントリークラブ・すみれコース(千葉)
■ステップ・アップ・ツアーは?
下部のステップ・アップ・ツアーは14試合だった21年から、2試合増の16試合となる。「Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament」と「宍戸ヒルズレディース森ビルカップ」(前・静ヒルズレディース 森ビルカップ)が19年以来の復活。これにともない賞金総額も21年比5000万円増の、3億5500万円にパワーアップする。
また2試合の開催コースが変更。シーズン開幕戦の「ラシンク・ニンジニア/RKB レディース」(3月29〜30日)は、福岡県のザ・クラシックゴルフ倶楽部に。宍戸ヒルズレディース森ビルカップは、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ 東コースで開催される。
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