那須川天心VS武尊…夢のカードを例えて「ディズニーとユニバが交わること」
夢のカードがようやく実現するに至り、武尊は「たくさん待たせてしまったが、日本人同士の対戦でこれだけ盛り上がる試合はないはず」と自信を見せて、対する天心は「じゃんじゃん盛り上がってほしい。皆さん楽しみにし過ぎて、事故をしないように」とオーバーに話し、笑わせた。
RISE世界フェザー級王者で、キックボクシング45戦無敗を誇る天心はまた、ファンに向けて「クリスマス・イブにこういったプレゼントが出来て、嬉しいなと思っています。ファンの皆さんから待望されていた試合だと思うので、最高のプレゼントを渡せたのじゃないかなと思います」と挨拶した。
武尊は、K-1初の三階級王者にして、現スーパー・フェザー級王者。「昔の格闘技界のように、団体関係なく、強い選手同士がやりあって、最高に盛り上がる、夢の舞台にしたい。そのためには、中立な舞台でやること、それが一番意味があることだと思っている」と改めての思いを吐露した。
「実現するためには、凄く時間が掛かってしまった。それが今回無事に試合することが無事に確定した。5、6年前から、色んなことを言われても離れずについてきてくれたファンの方々、K-1の後輩だったり、色んな人の気持ちを背負って、僕はこの試合に挑もうと思っているので、必ずこの試合に勝ちます」とキッパリ。
ついに中立のリングへの形が見えてきて、両雄の対決が実現する。その夢のカードについて、天心は「アニメで言うと、絶対交わらないと言われていた世界だから、ワンピースとNARUTOのよう。いや同じジャンプだから違うな…」とすぐさま訂正し、「ディズニーとユニバ、そのぐらいの別の世界があった。お互い、別の世界を作ってきたのですが、ここでやっと交わる。僕が最初に言ったときから6年くらい経っているのですが、そこから2人とも1回も負けていない。正直、こんなうまいことがあるのかと思うので、非常にうれしく思いますね」と自らのワクワク感も示した。
会見には、RIZINの榊原信行CEOが同席した。「私が総合プロデューサー的な立場に立たせて頂いて、（団体の）RIZIN、K-1、RISEのみんなで力を合わせて、日本中、世界中がぶったまげるようなイベントを作ってやるという意気込みがある」と思いの強さを表した。
気になる日程と会場は「2022年の6月某日。一番大きな会場で、一番インパクトのある会場にしたいので、これから最終調整に入ります」と榊原CEO。
現時点に決定しているルールも明かされ「ワンキャッチ、ワンアタック有りのキックボクシングルール。体重は58kgの前日計量、当日4kg戻しの62kgkgリミット」と告げた。また、判定内容においては「出来ればラウンド毎、両陣営と調整をして、ファンの方に分かりやすくするため、見える化したい」との説明があった。
