アマゾンで買い物をする際、皆さんはレビューを参考にする派だろうか、しない派だろうか。

参考にするという人は、その商品を「買おう」と思えるのは、どんなレビューのときだろう。

そんなレビューにまつわる「あるある」を、分かりやすくまとめた画像がツイッターで話題となっている。

たとえば、「安心」なレビューとして紹介されているのが、こちらだ。

「★4もそれなりにあって健全に高評価
満を持してポチろう」

星1の評価はほとんどないが、星2〜3は一定数存在。星5を付けている人が大半だが、星4の人もまあまあいる。

確かに、「良いもの」に対するユーザーの感想が正直に出ているようで安心できるかもしれない。

高評価が多すぎても「怪しい」?

画像を作成したのは、プレゼンテーションソフト「パワーポイント」を使って様々なイメージ画像を作成・発信する「パワポ芸人」として活動するツイッターユーザーのトヨマネ(@toyomane)さん。

「よくわかるAmazonレビュー」

と題して2021年12月14日に投稿された4枚の画像のうちの1枚だ。この「安心」のほか、「不安」「クソ」「地雷」と3種類のレビュー例がまとめられている。

トヨマネさんは、高評価ばかりが集まっているレビューを「不安」と呼び、その理由を「★5多すぎて怪しい」と説明。

また、星2と星1の低評価が多くなっているものは「普通にクソな商品」のレビューだと紹介している。

そして、星5と星1に評価が集まるという極端な結果になっている商品は「地雷」で、

「絶対に買ってはいけないタイプ」

なのだそうだ。

「これは凄いわかる!」

この投稿に対し、ツイッターでは

「これは凄いわかる!」
「わかる。大体これ」
「これはAmazon以外でも当てはまるので覚えとこう」
「安心の形でも低評価レビュー見るとすぐ壊れたとか返品対応があまりにも雑とか書いてあるとめちゃ不安になったりするなぁ」
「この地雷ってやつ、電化製品とかならまあ絶対に地雷で良いんですけど小説だとかみたいなものだとこういうレビューの形をしているものが一番面白いことはままあるよねって思ってる」

とレビューについて色々な意見が寄せられている。

Jタウンネット記者は15日、投稿者のトヨマネさんに話を聞いた。

以前から「当たり前なことを言っている架空のビジネス書」や「舌が肥えている人・肥えていない人」など、さまざまなことをパワポで表現してきたトヨマネさん。今回は、どうしてレビュー例をまとめた画像を制作したのだろうか。記者が経緯を尋ねると、

「自分の著書のAmazonレビューを見ていて、『ありがたいことに★5の評価をしてくださった方がすごく多いけど、自分が買う側だったらもうちょっと★4とかも多い方が買う気になるかもな...』と思ったのがきっかけでした」

と語る。

実際に「地雷」や「不安」購入したことも

また、今回のレビュー例には、トヨマネさんが商品を購入した際の実体験も含まれているのだそう。

「以前購入した外付けのCD・DVDドライブがまさに『地雷』でした。値段が安かったのでエイヤで購入したのですが、数回使ったら異音と共に使えなくなりました...。
また、スマホの保護フィルムで『不安』に近いものを購入したこともあります。
商品自体はいいものでしたが、高評価レビューをするとクーポンがもらえるという触れ込みでした。面倒なのでレビューはしていません」(トヨマネさん)

もちろん、単純に「とても良い商品だから」高評価が多い場合もあるだろうが、商品の良しあしではない部分が評価の値を左右している場合もあるようだ。

高評価と低評価で大きくユーザーの意見が分かれている「地雷」レビューも、もしかするとそういった理由があったりするのかもしれない。

今回、投稿が話題となったことについて、トヨマネさんは

「やはり皆さん、Amazonのレビューはかなりチェックしているんだなと...!
一番印象的なのは、『安心も全然安心じゃない』というツッコミです。最近のサクラレビューはどんどん巧妙になっているようですね...」

と感想を述べている。

星の数だけに騙されず、レビューを参考にする場合はしっかり内容までチェックした方がいいかもしれない。