失速が続くタブレット市場、一部のAndroidメーカーは前年超え
全国の家電量販店やECショップのPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年11月のタブレット端末の販売台数は前年同月比は69.6%。多くのデジタル家電同様にコロナ特需の反動が長引いており、販売台数は伸び悩んでいる。
市場全体の失速はけん引するアップルの影響が大きい。販売台数前年比は69.6%で前年同期比で3割減となっている。一方、Android勢はレノボが92.4%、NECが104.8%で、勢いを維持している。まだシェアではアップルの脅威にはなっていないが、じわじわと足元を固めている状況だ。
シリーズ別の販売台数シェアランキングでは、「10.9インチiPad Air Wi-Fi 64GB」が10.6%で首位。新モデルの「10.2インチiPad Wi-Fi(第9世代)」や「iPad mini Wi-Fi(6th)」を抑えて、根強い人気を誇っている。Android勢ではレノボの「Lenovo Tab M10 HD(2nd Gen)」とNECの「TE510/KA」が売れ筋となっている。(BCN・大蔵 大輔)
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。
市場全体の失速はけん引するアップルの影響が大きい。販売台数前年比は69.6%で前年同期比で3割減となっている。一方、Android勢はレノボが92.4%、NECが104.8%で、勢いを維持している。まだシェアではアップルの脅威にはなっていないが、じわじわと足元を固めている状況だ。
*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。