“リアル”南葛SC、年末の大一番へ――キープレーヤー宮澤弘が関東1部昇格へ覗かせる自信
2021年シーズン、関東サッカーリーグ2部で2位に入った南葛SC。例年であれば関東リーグ1部へ自動昇格となるが、今シーズンに限ってそれはない。
年末には関東リーグ1部のチームとの入替戦が控えている。南葛SCに来て2年。自分が見てきたチーム、リーグ戦の振り返り。そして入替戦への抱負。過去に例のない大一番に向かって、リーグ得点王に輝いたキープレーヤー・宮澤弘は今、何を考えているのか。
――◆――◆――
自分が思い通りにプレーできる要因として、宮澤弘はチームメイトの存在を挙げる。
「南葛SCに入ってから右サイドハーフに入ることが多いのですが、右サイドバックの加藤も小学校から柏レイソルの下部組織育ちなので息が合うんです。僕からしたらSBって重要で。SHでもドリブルが上手くて足が速ければ自分で行けちゃいますけど、僕はそうではないのでSBとの意思疎通が大事になるんです。加藤は去年から組んでいますが、同じく右SBに入る田中優毅くんも、三原向平くんもやりやすいですね」
2020年に加入して2年目。チームの変化も肌で感じてきた。
「昨シーズンもいい選手が多かったですが、今シーズンはJリーグから来たり大学から来たり、より一層レベルが上がって。誰が出てもチームとして遜色のないプレーができて。僕自身、去年もやりやすかったですが、よりやりやすくなりましたし。強いて言えば、(佐々木)竜太くんのケガがなければ、僕のアシストももっと増えたと思います(笑)。昨シーズンは竜太君のおかげでアシスト王になれたようなものなので」
2021年は監督が代わり、選手の入れ替わりもあり、リーグ戦が始まればケガ人も複数出るなど、様々な動きがあった。
「ただ、森一哉監督もボールを止めて・蹴るサッカーを身上としていて。ポゼッションしてボールを握るサッカーというのは昨シーズンの島岡健太監督と変わりません。僕自身、小中高と柏レイソルの下部組織で同じサッカーを身に染み込ませてきたのですごくやりやすいです。さらに森監督の考えや教えがプラスアルファされて、すごく勉強になりながら日々成長できていると思います」
一方で、今シーズン昇格した関東サッカーリーグ2部の戦い方には感じるところもあった。
「試合終了間際に失点してしまうという課題はありました。もう、その印象しか残ってないですね。最終的には試合の最終盤になったら“決められちゃうんじゃないかな”って思ってしまうぐらいでした(苦笑)。一番危機感を感じたのは後期1節のtonan前橋戦で敗れた時。ちょっと考え直さないといけない、私生活から変えなきゃいけない、と思ってハイアルチ(※前回記事参照/高地トレーニングスタジオ)に通い始めたんです」
気を引き締めた効果か、tonan前橋戦の敗戦以降、宮澤は9試合で7ゴール。チームも試合終了間際の失点という課題を克服しながら、勝負どころの後期6節から4連勝を飾ったことでリーグ2位に浮上した。
「危機感を抱いたからといって、特にチームメイトに何かを言ったということはないです。ただ、自分は何を変えて、どんな取り組みを始めたかは正直“意図的”にSNSで発信してました。SNSはサポーターだけでなくチームメイトも見ているので。そこでみんなに何かしら刺激を与えられればと思って」
仲間が自分のSNSをどこまで見てくれていたかは確かめていない。ただ、点を決めた時「ハイアルチのおかげだな」と軽いノリではあるものの、自身の取り組みに触れてくれたことから、意図は伝わっていると確信している。
「シーズンが進むにつれ勝てるようになってくるのは昨シーズンもそうでしたし、なんでだろうと不思議に思うところはあります。ただ、メンバーが新たに加わって試合に出るとなると、コンビネーションや戦術がフィットするまでにどうしても時間がかかります。それが試合を重ねるにつれ、まとまってきたというのはあると思います」
年末には関東リーグ1部のチームとの入替戦が控えている。南葛SCに来て2年。自分が見てきたチーム、リーグ戦の振り返り。そして入替戦への抱負。過去に例のない大一番に向かって、リーグ得点王に輝いたキープレーヤー・宮澤弘は今、何を考えているのか。
自分が思い通りにプレーできる要因として、宮澤弘はチームメイトの存在を挙げる。
「南葛SCに入ってから右サイドハーフに入ることが多いのですが、右サイドバックの加藤も小学校から柏レイソルの下部組織育ちなので息が合うんです。僕からしたらSBって重要で。SHでもドリブルが上手くて足が速ければ自分で行けちゃいますけど、僕はそうではないのでSBとの意思疎通が大事になるんです。加藤は去年から組んでいますが、同じく右SBに入る田中優毅くんも、三原向平くんもやりやすいですね」
2020年に加入して2年目。チームの変化も肌で感じてきた。
「昨シーズンもいい選手が多かったですが、今シーズンはJリーグから来たり大学から来たり、より一層レベルが上がって。誰が出てもチームとして遜色のないプレーができて。僕自身、去年もやりやすかったですが、よりやりやすくなりましたし。強いて言えば、(佐々木)竜太くんのケガがなければ、僕のアシストももっと増えたと思います(笑)。昨シーズンは竜太君のおかげでアシスト王になれたようなものなので」
2021年は監督が代わり、選手の入れ替わりもあり、リーグ戦が始まればケガ人も複数出るなど、様々な動きがあった。
「ただ、森一哉監督もボールを止めて・蹴るサッカーを身上としていて。ポゼッションしてボールを握るサッカーというのは昨シーズンの島岡健太監督と変わりません。僕自身、小中高と柏レイソルの下部組織で同じサッカーを身に染み込ませてきたのですごくやりやすいです。さらに森監督の考えや教えがプラスアルファされて、すごく勉強になりながら日々成長できていると思います」
一方で、今シーズン昇格した関東サッカーリーグ2部の戦い方には感じるところもあった。
「試合終了間際に失点してしまうという課題はありました。もう、その印象しか残ってないですね。最終的には試合の最終盤になったら“決められちゃうんじゃないかな”って思ってしまうぐらいでした(苦笑)。一番危機感を感じたのは後期1節のtonan前橋戦で敗れた時。ちょっと考え直さないといけない、私生活から変えなきゃいけない、と思ってハイアルチ(※前回記事参照/高地トレーニングスタジオ)に通い始めたんです」
気を引き締めた効果か、tonan前橋戦の敗戦以降、宮澤は9試合で7ゴール。チームも試合終了間際の失点という課題を克服しながら、勝負どころの後期6節から4連勝を飾ったことでリーグ2位に浮上した。
「危機感を抱いたからといって、特にチームメイトに何かを言ったということはないです。ただ、自分は何を変えて、どんな取り組みを始めたかは正直“意図的”にSNSで発信してました。SNSはサポーターだけでなくチームメイトも見ているので。そこでみんなに何かしら刺激を与えられればと思って」
仲間が自分のSNSをどこまで見てくれていたかは確かめていない。ただ、点を決めた時「ハイアルチのおかげだな」と軽いノリではあるものの、自身の取り組みに触れてくれたことから、意図は伝わっていると確信している。
「シーズンが進むにつれ勝てるようになってくるのは昨シーズンもそうでしたし、なんでだろうと不思議に思うところはあります。ただ、メンバーが新たに加わって試合に出るとなると、コンビネーションや戦術がフィットするまでにどうしても時間がかかります。それが試合を重ねるにつれ、まとまってきたというのはあると思います」