【災害時の備え】オムツの平均備蓄量は約5日分? 子どものための防災対策を調査
災害大国と言われる日本では、いつ、どこで、どのような災害に見舞われるか分かりません。特に、小さな子どもがいる家庭では、万全の体制でいざというときに備えたいところです。子どものための防災対策を実施しているママは、具体的にどのようなことを行っているのでしょうか。
子どものための防災対策実施率は2割
ROLLCAKE株式会社が、ママの防災対策実施状況調査を実施。まず、事前調査として子育て中のママに、子どものための防災対策をしているかを質問したところ、20%のままが「子どものために防災対策を実施している」と回答しました。
また、サンプル数に偏りがありますが、子どもの年齢別の防災対策実施率は「0歳」の子どもを持つママが最も低く、15.2%でした。
「地震」災害を特に意識。中国・四国・九州地方では風水害も注意
「子どものために防災対策を実施している」と回答したママに対し、最も意識している災害がなにかを聞いたところ、「地震」が最多で78.1%を占めました。
また、サンプル数に偏りがありますが、地方別にみると「中国・四国・九州地方」のママは他の地方と比較して「風水害(台風・洪水)」への意識が高いことがわかりました。
実施率が高い防災対策は、非常用持ち出し袋の準備や備蓄
具体的に実施している防災対策について聞くと、1位が「非常用持ち出し袋の準備」で69.3%、2位が「食料品や飲料水の備蓄」で61.1%、3位が「マスク・消毒液などの備蓄」で56.8%でした。
災害時、赤ちゃんに必要なのは「オムツ」「純水」「ウェットティッシュ」
災害時に最も重要だと思う赤ちゃん用グッズについても質問をしたところ、大差で1位となったのが「オムツ」で87.5%、2位が「赤ちゃん用の水/純水」で38.2%、3位が「ウェットティッシュ」で36.1%でした。
また、備蓄品を何日分準備しているかを質問し、平均備蓄量を算出したところ「オムツ」が4.8日分、「赤ちゃん用の水/純水」が3日分、「ウェットティッシュ」が4.6日分であることがわかりました。
赤ちゃんとの避難時に準備しておくとよいものとは?
実際に子どもとの避難経験があるママに対し、避難先に持っていってよかったもの、準備しておけばよかったと感じたものについて聞くと、以下のようなものが挙がりました。
【バスタオル】
多めにあれば、布団や枕の代わりに活用したり、避難場所ではスペースの簡易なパーテーションとして活用したりと役に立ちます。
【折り畳みの椅子・座布団・エアーベッド】
避難場所の床に直接座らなくてもいいように、折りたたみの椅子や座布団を用意しておくと少しラクになります。
【車内に常備する飲み物】
停電時に渋滞した際など、車内に飲み物を準備しておくと安心です。
その他にも、連絡手段を確保するための「スマートフォンの充電器」や避難先で授乳するための「授乳ケープ」などの意見が挙がりました。
まとめ
子どもがいる家庭で防災対策を行う場合、通常のストックに加え、オムツや純水といったプラスアルファの準備が必要になります。皆さんも今回の調査結果を参考に、まずは備蓄などの備えを確認してみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
「ママの防災対策実施状況調査」
調査対象:子どものための防災対策を行っていると回答したママ424名
調査方法: インターネット調査
実施期間:2021年10月26日~10月27日
実施機関:ROLLCAKE株式会社
ニュース提供元:PRTIMES
情報提供元:ROLLCAKE株式会社