【警告】浦和=大久保(36分)、平野(71分) 横浜=ティーラトン(33分)
【退場】浦和=なし 横浜=なし
【MAN OF THE MATCH】伊藤敦樹(浦和)

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[J1リーグ36節]浦和2-1横浜/11月20日(土)/埼玉スタジアム2002

【チーム採点・寸評】
浦和 6.5
低い位置で守ってカウンターというのは決して理想的ではなかったが、相手との力関係や状況に応じたプレーを見せて勝利につなげた。

【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6.5
前半にふたつのファインセーブで試合の流れを相手に渡さなかった。戦況を判断して、必要以上につなごうとしなかったのも、この試合に対してはいい方向に働いた。

DF
8 西 大伍 6
1列前の選手を上手に使いながら右サイドを守った。全体が押し込まれている中で、やれることはやった。

4 岩波拓也 7
ペナルティーエリア内で守る回数が多くなった中でも決壊させず。カバーリングや2列目からの飛び出しにも対応した。
 
28 アレクサンダー・ショルツ 6.5
岩波とは対照的に、人に強く当たることで前線での起点を作りにくくさせた。得意のドリブルで運ぶビルドアップは疲労できず。

6 山中亮輔 6(90+1分OUT)
仲川を強く意識したポジショニングで攻撃参加は自嘲気味に。チームとして必要な役割は果たした。

MF
40 平野佑一 5.5
なかなかマイボールを落ち着かせられずに苦戦。ハードワークはしたものの、このレベルの試合でゲームメークができるかが今後は問われる。

MAN OF THE MATCH
17 伊藤敦樹 7.5(78分OUT)
インターセプトの多さ、ボールを奪ってから前線に飛び出すダイナミズムと素晴らしいゲーム。先制点はラッキーだが、2点目は作りから仕上げまで関わった。

【動画】伊藤敦樹が1G1A!浦和対横浜戦のハイライトをチェック!
 
11 田中達也 6.5(57分OUT)
値千金の追加点をマーク。普段の、押し込んでスペースがない状態の攻撃より、カウンターの回数が多くてイキイキした姿が見られた。

21 大久保智明 6.5(78分OUT)
田中と同様に背後へ飛び出すスペースがあることで躍動。一方、得意のドリブルでも先制点につながるフリーキックを獲得。

FW
41 関根貴大 6
FW登録も実際はインサイドハーフとしてプレー。慣れないポジションで苦戦した面も多いが、長い距離を走って前に出ていける力で新境地を開きそうだ。

33 江坂 任 6.5
孤立気味で苦戦した面はあっても、チアゴをサイドまで引っ張ってスペースを空けるなど、隊列の先頭で効果的な動きが多かった。
 
交代出場
MF
24 汰木康也 5.5(57分IN)
ビハインドの相手が勢いを増す展開で厳しかったが、もう少しプレーに力強さが欲しい。

DF
2 酒井宏樹 ―(78分IN)
ほとんどの時間を右ウイングでプレー。高さを生かしロングボールのターゲットと、背後まで走るプレーが生きた。

MF
19 金子大毅 −(78分IN)
自身の武器であるボールを奪いにいく力がリードしたゲーム展開で生かされた。

FW
30 興梠慎三 −(78分IN)
江坂と同様に孤立した感があり厳しかった。チームが押し込まれ、ゴール前に入っていくプレーは見せられず。

DF
3 宇賀神友弥 −(90+1分IN)
最後の時間帯でピッチに立ち、チームを引き締めた。

監督
リカルド・ロドリゲス 6.5
押し込まれる展開を「望んでいたものではない」と話したように全てが上手くいったわけではないが、4-3-3で中盤の中央を厚くしたことは一定の効果があった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

 
【チーム採点・寸評】
横浜 5
ボール保持の時間は長かったが、ゴール前に入れず。そこからセットプレーとカウンターで失点するのは、分かりやすい負けパターンだった。

【横浜|採点・寸評】
GK
1 高丘陽平 6
2失点はしたが、裏をかなり取られた最終ラインの背後を彼が埋めていなければ、もっと点差は開いたかもしれない。

DF
25 小池龍太 5.5
押し込んだ状態で敵陣にいる時間が長かったが、下げるボールを受けた時にもう1つアイディアがほしかった。

13 チアゴ・マルチンス 4.5
2失点目の場面は人に食いつき過ぎるクセを利用された。それが良い方向に出る試合はあるが、今日はマイナス面が強調された。
 
24 岩田智輝 5
押し込むチームほどリスクマネージメントの良し悪しが出るが、今日は背後に飛び出されて危険な場面が多かった。

5 ティーラトン 5
前半のフリーキックは西川にセーブされたが見せ場だった。2失点目のところでは戻り切れずに自分の前で押し込まれる形に。

MF
6 扇原貴宏 5.5(62分OUT)
守備への切り替えの早さがり敵陣でゲームを進める力をチームに与えたが、試合展開から速めの交代に。

8 喜田拓也 6(74分OUT)
セカンドボールをものにする力はこの試合でもコンスタントに発揮。間延び傾向でカバーエリアが広い中を奮闘した。
 
10 マルコス・ジュニオール 5.5(62分OUT)
52分のループシュートはゴールポスト直撃。その他にはあまり見せ場らしい形を作れず、早めに交代となった。

FW
23 仲川輝人 5(62分OUT)
スペースがない状況で突破は難しく、コンビネーションの噛み合いも良くなかった。右サイドをまとめて交代された。

38 前田大然 6
攻守両面においてスピードが驚異を与えた。クロスに対して、相手の前に入るセンスも見せたが、西川にファインセーブされた。

7 エウベル 5.5
幅を取って仕掛ける意図は見えたものの、サイドハーフまで下げて勢いを吸収する浦和の守り方に良さがかなり消された。
 
交代出場
MF
14 天野 純 5.5(62分IN)
右サイドをまとめて交代させた中で、戦況を打開するには至らなかった。セットプレーも不発に。

MF
26 渡辺皓太 6(62分IN)
高い位置を取って右サイドの攻撃を活性化させようとする姿勢は見えた。ボールタッチの回数も多かった。

FW
9 レオ・セアラ 6.5(62分IN)
ストライカーらしい嗅覚を発揮して途中出場ながら1ゴールし、求められた役割を果たした。

FW
18 水沼宏太 6(74分IN)
ビハインドの中で、ゴール前へクロスを大量供給する役割は間違いなく果たした。彼の投入からゴールに迫るプレーが増えた。

監督
ケビン・マスカット 5
悪いゲームではなかったと強調したが、対策を上回るものは見せられず。水沼以外の交代策はそれほど状況の打開につながらなかった。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部