市場規模、実は拡大している…!? コロナ禍で「推し活」に変化
アイドルやアニメのキャラクターなどを応援する「推し活」。コロナ禍で「推し活」に変化が生じています。
コロナ禍でライブ中止や公演の規模縮小が相次いだことで危機的状況に陥るかと思いきや、予想に反し市場規模が拡大しているそう。それに伴い、この状況を新たなビジネスチャンスだと捉える企業も登場しているようです。
「推し活」市場、規模拡大へ
画像：Fast&Slow／PIXTA（ピクスタ）読売新聞オンライン（※1）の報道によると、「推し活に関連する市場はコンサートや映画の上映中止で一時停滞したものの、拡大が見込まれる。矢野経済研究所によると、コロナ禍前の２０１９年度に、アニメの市場規模は３０００億円、アイドルは２６１０億円だった」といいます。
今や「推し活」は、成長が見込まれる市場に。これをビジネスチャンスと考え、東京ドームホテルでは「推し活宿泊プラン」を発売。さらに関連商品の売れ行きも好調で、「タワーレコードでは、かつてはうちわやキーホルダー、バッグといったライブ関連グッズが売れ筋だった」（※1）とのこと。
新たなビジネスチャンスに期待
この報道にTwitter上では、「推し活も時代と共に変わるんだなぁ」「好きなアーティスト 支えるスタッフの人達 応援するファン みんな大変な中 新たな方法で新しい時代へ進んでいる」と推し活の変化を受け入れる声が多数あがりました。
また「ほんとこれ。ほんとこれ。ほんとこれ。今までの価値観が正しい価値観だなんて少しもおもわない。新しい価値観が新しい商売になる可能性はどこにだってある」「距離的に、或いは時間的に会えない場合を考えたら、これからもっと成熟するだろうし、してほしい市場」といった意見も。
“ウィズコロナ時代”に突入しつつある今、「推し活」が新しいビジネスチャンスになることに期待を寄せる声も見られました。
「推しカラー」も話題に
画像：Fast&Slow／PIXTA（ピクスタ）そんな中マネーポストWEB（※2）では、自身の「推し」の色で髪の毛を染める「推しカラー」が女子学生の間で話題になっていると報じました。
コロナ禍で外出がしにくい状況で、「推しカラー」は家の中にいても気分が上がるのだそう。新たな「推し活」の一環として注目を集めているとのことです。
これまで「推し活」といえば、ライブやイベント会場に実際に足を運ぶことが主流でした。しかし、コロナ禍で公演中止などが相次ぎ、劇的な変化が。これにより、「推し活」にも様々な価値観が生じたようです。
ライブ配信事業などはもちろんですが、「推し活」市場の拡大は関連する様々な産業に影響をもたらしています。今後、「推し活」が新たなビジネスチャンスになることを期待したいところです。
【参考・画像】
※@UDv8DUSkL9AW00P・@surouninoira・@666Sakuya0215・@each_o_turkey／Twitter
※1 会えなくても「推し活」、ホテルの部屋でライブ映像鑑賞…ミラーボールで盛り上げ-読売新聞オンライン
※2 コロナ禍の推し活事情 髪色を「推しカラー」にする女子学生たちの気分上々-マネーポストWEB
※【IWJ】Image Works Japan・Fast&Slow・Fast&Slow／PIXTA（ピクスタ）
