MacBook Pro(2021)
Devindra Hardawar/Engadget

今週発売された新型14インチおよび26インチMacBook Proの画面には、12.9インチのM1 iPad Proと同じミニLEDバックライト技術(アップル的にはLiquid Retina XDR)が採用されています。しかし、iPad Proに見られた「ブルーミング」(色にじみ)の発生が目立たないとの報告が寄せられています。

これらのデバイスに採用されたLiquid Retina XDR画面は、莫大な数のミニLEDバックライトをローカルディミングゾーンに分けて個別に制御でき、必要ないときは特定の画面領域だけを完全に暗く(バックライトを消灯)できるため、純粋な黒を実現しやすく、省電力にも優れたしくみです。

そしてバックライトの調節が画素ごとではなくゾーンごとのため、ある領域を点灯させると、隣のゾーンが黒いコンテンツやテキストを表示していると光が漏れやすい特性があります。それがM1 12.9インチiPad Proではブルーミング効果として現れており、新型MacBook Proにも同じ問題が起きるのではないかとの声が上がっていました。

MacRumors

しかしユーザーからの報告やレビューによると、そんなことはないようです。たとえばM1 Max搭載16インチMacBook Proを入手したYouTuberのBrian Tong氏は、ブルーミングが起こりはするもののそれは「深い黒の背景で、真っ白なテキストや白いロゴがコントラストをなしている場合」に限られるとのこと。