notch
Devindra Hardawar/Engadget

新型の14インチおよび16インチMacBook Proの画面上部にはノッチ(切り欠き)、アップルいわくカメラハウジング(FaceTime HDカメラが収納されているため)が追加されています。しかしmacOS Montereyあるいはアプリ側が対応できていないためか、ノッチの後ろにメニューバーの一部が隠れるなどおかしな挙動が報告されていました

こうしたノッチ問題につき、アップルはすでに解決策を用意していたことを明らかにしました。ただし「ノッチの下に収まるよう、表示領域を小さくする」という方向です。

アップル公開した最新サポートドキュメントによると、アプリの「内蔵カメラの下に収まるようにスケール」オプションをオンにすると、ディスプレイの表示領域が調整され、メニューバーの項目がノッチの下に配置され、常に表示されるようになるとのことです。

本オプションは新型MacBook Pro限定のもの。これをオンにするにはFinderアプリを開き、サイドバーの「アプリケーション」をクリック。次に目的のアプリを右クリックして「情報を見る」を選び、開いた情報ウィンドウで「内蔵カメラの下に収まるようにスケール」のチェックボックスを有効にします。

要するにmacOSやアプリの表示領域をノッチの下に収まるように小さくして、ノッチ左右を使わないようにするということ。アップルが言うところの「ノッチはコンテンツを表示できるスペースを広げるスマートな解決策」との理念を台なしにしている印象もありますが、ともあれ違和感は去ってくれるようです。その効果のほどは、下記のツイートで実演されています。

またアップルは、「Mac との互換性を保つために開発者がアプリを更新すると、「内蔵カメラの下に収まるようにスケール」設定が表示されなくなります。アプリの開発者に連絡して、更新プログラムが利用可能か予定されているかを確認できます」と付け加えています。

つまりノッチ周りの表示がおかしいのは、アプリ開発者の更新が追いついていないため(アップルに責任はない)と認識している模様です。

Source:Apple

via:MacRumors