温玉とろ~りで味変も楽しい♪「ごぼうとベーコンの炊き込みピラフ」【調理家電でラク家事ごはん #21】

旬のごぼうを洋風アレンジ!ごぼうとベーコンの炊き込みピラフ

連載【調理家電でラク家事ごはん】2021年10月の炊飯器を使った新米ピラフも、いよいよ4品目!引き続き、料理家の河井美歩さんに、新米のおいしさを味わえる特製レシピを教えていただきました。

今回のレシピは「ごぼうとベーコンの炊き込みピラフ」です。炒めて作ると手間のかかるピラフも、炊飯器を使えば驚くほど簡単に、しかもおいしく仕上がります。切った材料を内釜に入れて炊飯するだけなので、準備時間はたったの10分!パパっと作れるのもうれしいところですね。

調理時間:10分(米の水切りや炊飯の時間を除く)

「秋が旬のごぼうをたっぷり使うレシピです。食物繊維が豊富なごぼうは健康のためにも積極的に食べたいですが、風味が強い分、使いにくいと感じている人が多いと聞きます。しかもレシピがワンパターンになりがちで、なかなか使い切れない食材のひとつでもありますね。私も料理教室で生徒さんから『ごぼうってどうやって食べていますか?』とよく聞かれます。

今回はそんなごぼうをバターやベーコンと合わせて、洋風にアレンジしてみました。炊飯器に入れて炊くだけなので、ごぼうを煮込む手間もなくとっても手軽です!私もごぼうが余ったときにこのレシピをよく活用しています。

さらにベーコンの出汁がきくので、塩や醤油などの簡単な調味料で味付けが完了するのもよいところ。コンソメを使わないピラフのレシピを探していた人はぜひ試してみてくださいね」

ごぼうが入った栄養満点のピラフは、子どもの食事にもぴったりですね。よりピラフらしく仕上げる、バターの活用術にも注目してみてください♪

材料(2人分)

・米……2合
・ごぼう……1本
・ベーコン……80g
・玉ねぎ……1/4個
・パセリ……適量
・温泉卵……2個(1皿に1個)
・バター(食塩不使用)……10g
a. 塩……小さじ1/2杯
a. しょうゆ……小さじ1杯
a. こしょう……適量

下準備

・米を洗ったらザルにあげ、水を切って30分ほどおく(古米の場合は30分ほど浸水させてから水を切り、30分おく)

・ごぼうはささがきにし、5分ほど水にさらして、しっかり水を切っておく

・玉ねぎはみじん切りにしておく

・ベーコンは1cm幅に切っておく

・パセリは葉をみじん切りにしておく

作り方

1. 炊飯器に調味料を入れる

炊飯器に(a)を入れて、しっかり混ぜます。

2. 内釜に材料を入れる

表面を平らにしたら、炊飯器の内釜にみじん切りにした玉ねぎ、ささがきにしたごぼう、ベーコンを入れ、炊飯します。

「材料を入れるときは、はじめに玉ねぎとごぼう、最後にベーコンの順番がおすすめです。ベーコンを上にすることで、その旨味や塩気が下にある米や材料にしっかり染みわたります」

3. バターを加える

炊きあがったらバターを入れて、全体をよく混ぜ合わせます。

「バターを入れると、お米がツヤツヤになってピラフっぽい仕上がりになります。さらに炊飯後に入れることで、バターの風味や香りがしっかり活きて、よりおいしさが増しますよ」

4. 盛り付ける

器に盛り、パセリをふりかけて完成です。お好みで温泉卵を添えます。

バターが香り特別感のあるメニューに

盛り付けている最中からバターのいい香りが漂い、食欲が刺激されるひと皿に。さらにバターの旨味とベーコンの出汁によって、炊飯器で作ったとは思えないほどリッチな味わいに仕上がっていました。

「ごぼうは風味が強く、食感も硬いので苦手なお子さんが多いと聞きます。でも洋風の味付けなら子どもも食べやすいですし、薄くささがきにすれば食感も気になりません。ベーコンでさりげなくお肉感もプラスされるので、我が家の子供も喜んで食べてくれますよ」

河井さん曰く、パルメザンチーズをトッピングすると、コクが加わってさらにごちそう感が増すとのこと。旬のごぼうを存分に味わう方法として、ぜひ料理のレパートリーに加えたいですね。

次回は「牡蠣とルッコラの炊き込みおこわ」

連載【調理家電でラク家事ごはん】2021年10月、ラストを飾るレシピは「牡蠣とルッコラの炊き込みおこわ」です。旬の牡蠣をふんだんに使って、その出汁までたっぷりいただく贅沢なひと皿になっています。牡蠣好きは必見ですよ!

文・取材/大瀧 亜友美
撮影/植松 富志男(macaroni編集部)