約1,000種類の「ご飯のお供」を食べ尽くしたマニアが厳選!全国10都市のおすすめ品

ご当地ご飯のお供を厳選!

果物や魚などおいしい食材が多く出回る秋ですが、新米も忘れてはいけない秋の味覚。限られた季節しか食べられない、ふっくらしてツヤツヤな新米は格別のおいしさ!どうせならとっておきのご飯のお供を合わせたいですよね……。

この記事では、ごはんのお供マニアの長船さんに全国10都市の“ご当地ご飯のお供”を紹介していただきます。各地方を代表する人気の品が集まっているので、ぜひ参考にしてみてください!

【北海道】魚介の旨味が凝縮!南極料理人 やみつきシャケ

「書籍も多数執筆されている、南極料理人・西村 淳氏が監修した鮭のほぐし身のオイル漬。鮭を使ったご飯のお供はたくさんありますが、このやみつきシャケはほかに類似品が見当たらない!“さすが、南極料理人のアイデア料理”と思わずうなる逸品です」

「瓶に入った菜種油の中には、ごろごろの白鮭とホタテ、玉ねぎ、にんにくそして唐辛子が。北海道産の白鮭の旨味に、にんにくのパンチがアクセントになり、玉ねぎの甘味もよい存在感を出しています。

そしてとどめはホタテ!旨味はもちろん、ホタテの食感がこの商品の満足感をあげてくれています。ご飯にのせてもおいしいですが、オイル漬なのでパンにつけたりパスタに和えるのもおすすめです」

※人気商品のため現在はオンラインでの販売を休止中。北海道のアンテナショップなどでは入荷の場合あり

【仙台】牛タンたっぷり!具の9割牛タン 仙台ラー油

「仙台の『牛タン専門店陣中』の食べるラー油系ご飯のお供。小さめの瓶ですが、その瓶の中には特製ラー油に漬けられた牛タンがゴロゴロと入っています。食べるラー油系のご飯のお供は、油がたっぷり具材は少ない商品もたまに見かけますが、こちらは商品名で“具の9割牛タン”と謳っているようにほぼ具なんです」

「ゴロゴロ入った牛タンの旨みと特製ラー油のピリ辛さでご飯が止まらない!しょうゆやみそで味付けした特製ラー油なので日本人好みの食べやすいラー油漬けです。残ったラー油ダレにも牛タンの旨味がでているので、ぜひそのままかけてみてください。仙台土産の新定番としても注目を集めるご飯のお供です」

【千葉】磯の香り広がる。ぶっかけ海苔めし

「千葉県の『お茶と海苔の専門店守屋』が作る“ぶっかけ海苔めし”。原材料は乾のり、鰹節、青のり以上3つ!化学調味料・添加物不使用はもちろん、調味料での味付けも一切されていません。素材そのものが楽しめるご飯のお供です。香りの強い青のりがたっぷり入っているのが特徴です」

「炊きたてのほかほか白ご飯にのせれば、ふわっとたちのぼる磯の香り。そして乾のり、鰹節、青のりたちが白いご飯の上でゆらゆらと踊りだします。薄い味に慣れた方ならこれだけでもご飯が食べれるほどの旨みと風味。

より旨味をアップしたい場合はしょうゆ、だし醤油、麺つゆのいずれかをちょびっとかけるのがおすすめ。お茶碗の底からがっつりかき混ぜてください!みそ汁やうどんなど汁ものに入れてもおいしく食べられますよ」

【新潟】お酒のアテにも。サーモン塩辛

「新潟県の『株式会社 三幸』が作る“サーモン塩辛”。極寒の海で育ったアトランティックサーモンの脂ののったハラスを使い、こだわりの糀で熟成させた塩辛です。塩辛と聞くと、特有の生臭さや塩辛いイメージを持つ方もいると思います。しかしこのサーモン塩辛は糀につけた塩辛なので、カドのとれた塩加減でとても食べやすいんです!」

「糀のよって引き出されたサーモンの旨味とやわらかい食感が、アツアツのご飯によく合います。醤油を少しかけるとよりご飯が進みますよ。おすすめのアレンジ方法はサーモンアボカド。アボカドにカットしてサーモン塩辛と和えて、ちょびっと醤油(もしくはめんつゆ)をたらすとおつまみや、サラダにぴったりになります」

【岐阜】肉好きはたまらない…。ご飯にかけるハンバ具ー

「岐阜県高山市にある創業50年以上の『飛騨牛のステーキ専門店キッチン飛騨』。飛騨牛のプロフェッショナルが、白いごはんに合うおかずをコンセプトに開発した“ご飯にかける飛騨牛ハンバ具ー”。材料や製造工程は通常のハンバーグとほぼ同じ!まさにハンバーグをそのまま瓶詰めにした商品なんです」

「熱々のご飯にのせた瞬間にじゅわっと広がる飛騨牛の濃厚な旨みと、ステーキ専門店ならではの特製ソースの味付けでご飯がとまりません。ハンバーグを食べたいと思ったときに、蓋をあけてご飯にのせるだけでハンバーグオンザライスが実現。いつでもどこでも食いしん坊の願いをかなえてくれるご飯のお供です」

【滋賀】シャキッと食感がやみつきに。まぜちゃい菜

「滋賀県のお漬物メーカー『丸長食品』が作る新感覚のお漬物。その名の通りご飯に混ぜて食べるとより一層おいしくなる漬物です。“まぜちゃい菜”は日野菜の葉を主体に、日野菜の根・きゅうり・青トマト・青唐辛子・しその葉を細かく刻み、仕上げにごまを合わせたひと品です。

日野菜とは滋賀県を代表する伝統野菜で、細長い根と葉からなる蕪の一種。一般的に日野菜漬として食べられていますが日野菜漬は根がメインのため、どうしても葉の部分が余ってしまっていたようです。製造元の丸長食品が葉を有効活用できないだろうか?と考案したがの日野菜の葉を軸にした“まぜちゃい菜”です」

「青唐辛子の爽やかな辛みと、ほのかな酸味。5種類の野菜が奏でる味覚と、軽やかなサクサク食感がごはんにぴったり。ご飯にのせるのはもちろん、混ぜご飯やチャーハン、パスタやうどんなどに使用してもおいしく食べられますよ。卵との相性が良いので卵焼きに入れるのもおすすめです」

【鳥取県】コク深い!ごぼう肉みそ

「鳥取県北栄町で3代にわたり農業を営む『前田農園』が、地元出身の一流フレンチシェフ直伝のレシピを忠実に再現し作ったおかずみそ。“ごぼう肉みそ”には自社農園でとれたごぼうがたっぷり。ごぼうの独特の香りと食感が、味の強いみその中でもしっかり味わえます」

「信州みそ・八丁味噌・赤みそ・白みそなど各地のみそをブレンドするこだわりよう。なかでも八丁味噌は味噌蔵の中でも名門中の名門、愛知県の『まるや』で作れらたものを使用。コク深い味わいが楽しめますよ。隠し味にはバターが使われているので、みその味がよりまろやかに。ご飯のお供だけでなくパンやパスタにも合います」

【高知】高知県民のソウルフード。土佐の赤かつお

「製造元の『上町池澤本店』は日本で一番かつおを食べる高知県で150年続く老舗の鮮魚店。小売店さんや料理人さん相手に商売されてきた5代目、池澤秀郎さんが開発した商品です。刺身として使用される新鮮なかつおをピリ辛風味に仕上げた、高知県民に愛されるソウルフードです」

「秘伝のタレでじっくり煮込んだかつおに、油と一味、にんにくがたっぷり絡みます。しっとりしたかつおに、ピりりとした辛みあり、にんにくの風味ありと一度食べると市販の魚のフレークには戻れません!おにぎりの具材にとしても大活躍してくれますよ」

【宮崎】お子さんにもおすすめ。さばのドライカレー

「九州有数の港町である宮崎県最北端の北浦町。地元で水揚げされた新鮮な魚や素材で作った食品を届けてくる『あじ屋』が作るさばのドライカレーです。この商品は魚肉率が高いのがポイント。北浦漁港で明け水揚げされた新鮮なさばがたっぷり使用されています。カレーやみそはあくまで脇役、さばのゴロゴロ感で満足感も抜群です」

「さばのドライカレーはぜひお子さんにも食べてほしいご飯のお供。ご飯のお供は塩辛かったり、ピリ辛だったり大人の味覚に合わせられて作られたものが多いですが、この商品は“魚が苦手なお子様にも食べてもらいたい”というあじ屋の思いから甘口に仕上げらています。食品添加物も不使用なので、食べ盛りのお子様から本格志向の大人まで一緒に楽しめますよ」

【沖縄】抜群の相性!もずくキムチ

「沖縄の美しい海で太陽をいっぱい浴びて育った太もずくと、沖縄の『キムチ専門店やまや』の特製キムチソースが絡みあった“もずくキムチ”。特徴はキムチソースともずくが分離せずにツルンと一緒に喉を通っていく喉ごしの良さです。

通常のキムチソースでは、もずくだけが先に喉を通過してしまっていたところ、独自の研究を重ね秘伝のキムチソースが完成!この特徴を出すために商品開発当初は試行錯誤の連続だったそうです」

「コシと歯ごたえがある太もずくに、素材の旨みがぎゅっと濃縮したキムチソースがよく絡みます。“ご飯と一緒に食べたときに、奥深さを感じるように作りました”と担当者が語るように、まさにご飯のお供として作られたキムチ。ピりりとした尖った辛さではなく、野菜の甘みが溢れる甘辛キムチです」

ごはんのお供で旅気分を味わおう!