M1 Pro搭載MacBook Proと称されるベンチマーク初登場。マルチコア性能はM1の2倍か
19日未明の新型MacBook Proを発表するイベントが終わった直後に、「M1 Max」チップのものと称される初のベンチマーク結果が登場しました。M1 MaxはM1 Proとともに発表された新型Appleシリコンであり、10コアCPUと32コアGPUを搭載したハイエンド向けプロセッサです。
これは定番テストアプリGeekbenchの公式集計サイトGeekbench Browserに公開されたものです。それによればM1 Maxのシングルコアスコアは1749、マルチコアスコアは11542で、13インチMacBook Proに搭載されているM1チップの2倍のマルチコア性能となっています。
また本ベンチマークの数値は、インテル製ハイエンドの16〜24コアXeonチップを搭載したMac ProおよびiMacを除くすべてのMac用プロセッサを上回っています。11542というマルチコアスコアは、12コアのXeon W-3235を搭載したMac Pro(2019 Late/基本構成で約77万円(税込)〜)と同等です。
M1 Maxを搭載したと称するマシンはmacOS 12.4と表記されており(macOS 12=次期macOS Monterey)Geekbenchのジョン・プール氏はこの結果が正当なものだと考えているとのことです。
新型MacBook Proは26日より出荷され、メディア関係者の元にはさらに早く届けられ、これから数日のうちにM1 MaxとM1 ProのGeekbench結果が続々と現れるはず。M1 Maxでの最小構成は約37万円(税込)〜でM1 Macを大幅に上回っていますが、上記の「約77万円のMac Proの性能と同等」が本当だと検証されれば、割高感どころか割安感さえ出てくるのかもしれません。
Source: Geekbench Browser
via:MacRumors