EU、米との首脳会談でWTO貿易交渉問題解決迫る
XFN-ASIAによると、EU(欧州連合)のマンデルソン通商担当委員は16日、WTO(世界貿易機関)貿易交渉での譲歩を米国に求める圧力をかけるため、今週21日から始まる米・EU(欧州連合)首脳会談で議題に取り上げる考えを示した。29日の閣僚級会談の前の最後の機会として、21日の首脳会談でブッシュ大統領に直接歩み寄りを求めるとしている。首脳会談にはEUのバローゾ委員長も参加する。
米欧は、EUが域内農家に支払っている農業補助金をめぐって対立、この影響で、2001年のドーハ・ラウンドで策定され、2004年までに完了するはずだった、最貧国救済計画を含む多角的貿易自由化交渉DDA(ドーハ開発アジェンダ)は、2006年の完了も危ぶまれている。
マンデルソン委員は「問題は、米国が代償を支払う気がないということだ。合意の可能性の錠を開けるためには、そこが変わらなければならない」と、米側の譲歩を強く訴えた。 【了】
マンデルソン委員は「問題は、米国が代償を支払う気がないということだ。合意の可能性の錠を開けるためには、そこが変わらなければならない」と、米側の譲歩を強く訴えた。 【了】