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 涼しくなってくると、キャンプ場や自宅の庭やベランダで焼肉をする機会も増えますね。塊肉を安く手に入れたい時、飲食業のプロも御用達の業務用スーパーマーケット『肉のハナマサ』を利用するという人も少なくないでしょう。専門店ならではの肉の安さと、部位の種類が豊富で、オリジナルブランドの加工食品や調味料も人気です。

 そこで、焼肉には欠かせない“焼肉のたれ”に焦点を当て、『肉のハナマサ』ブランドの「焼肉のたれ」の中から売れ筋を食べ比べてみました。今回は、『肉のハナマサ 都立大店』にて販売していた「焼肉のたれ」5種類とともに、中落ちカルビとハラミも一緒に買ってきました。さて、宴を開始しましょう!

まずは一番安い「焼肉のたれ うまだれ」を味わってみた!

「焼肉のたれ うまだれ」398円(全て税抜)

 まず試してみたのが、5本の中で圧倒的に安かった「焼肉のたれ うまだれ」です。容量1kgの大容量にも関わらず、価格は税込400円ちょっとと破格。

 味はスパイスの辛さと甘さのバランスが均衡で、良い意味で無難な味です。王道の味を楽しみたい人にはおすすめ。焼肉以外にも、野菜炒めやチャーハンの味付けなど、色々試してみたいという人なら、量の多いうまだれを買っておくのが吉でしょう。

「うまだれ」より塩気が控えめ? 「焼肉のたれ 辛口 610g」

「焼肉のたれ 辛口 610g」657円

 5本の中で一番印象が薄かったのが、意外にもこの「焼肉のたれ 辛口 610g」でした。「うまだれ」よりも塩気が抑えめで、スパイスもきいていました。タレ自体もトロッとしているので肉への絡みも良かったのですが、バランスが良すぎて個性に欠けるため同じ値段を出すなら他のたれにしようかなぁと思ってしまいました。味は良いのになんか惜しいっ! そんな一本でした。

大人も満足できる風味!「焼肉のたれ 甘口 585g」

「焼肉のたれ 甘口 585g」657円

 子どものいる家庭や辛さが苦手な人には、「焼肉のたれ 甘口 585g」という選択肢もあるでしょう。食べる前は、甘口なのでちょっと子ども向けかな? と思っていましたが、ニンニクなどの香辛料がしっかりきいていて、大人も満足できるテイストでした。

 個人的には、肉につけるには少しニンニクの風味が強く感じましたが、焼いた野菜には相性バツグン! サラダのドレッシング代わりに使っても楽しめました。

スパイス&醤油の風味のバランス良し!「焼肉のたれ カルビ 610g」

「焼肉のたれ カルビ 610g」657円

 5本の中でスパイスの辛さ、甘み、醤油の風味ともにバランスがよかったのが、「焼肉のたれ カルビ 610g」です。『肉のハナマサ』の焼肉のたれシリーズの中で一番定番のテイスト。どんな肉でも美味しくなっちゃうという魔法の一本です。

 脂たっぷりのジューシーな中落カルビにめちゃくちゃ合いました。個人的にはこれがNo.1! タレご飯にしても楽しめるオールマイティーな一本です。

専門店の味になる!?「焼肉のたれ 辛口 300g」

「焼肉のたれ 辛口 300g」378円

「焼肉のたれ 辛口 300g」は、安いお肉もこのたれにくぐらせれば、専門店で提供されるようなテイストに大変身。コチュジャンをきかせ、花椒の風味が特徴の辛い物が好きな人におすすめの一本です。5本の中では一番辛さが強かったので、辛さが苦手な人は同シリーズの甘口タイプ選ぶと良いでしょう。焼く前の肉に漬け込んでおくと、牛肉特有の臭みも消えて、肉も柔らかくなり、お店で食べるような味付き肉になっておすすめでした。

 食べ比べてみると、それぞれの焼肉のたれの特徴やこだわりが髄所に感じられました。好みの一本をぜひ探してみてください!

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●SHOP DATA

肉のハナマサ

http://www.hanamasa.co.jp/