ロボット掃除機は設置するだけで自動的に部屋をキレイな状態に保ってくれる頼もしい存在ですが、床に落ちている充電コードを絡め取ってしまったり、ペットのウンチを巻き込んで部屋中をウンチまみれにしてしまったりと、ロボット掃除ならではの大惨事が発生することもあります。そんな中、ロボット掃除機「ルンバ」シリーズを展開するiRobotが、「床に落ちたウンチを回避する機能」を搭載したルンバを発表しました。

iRobot Introduces Roomba® j7+ Robot Vacuum with Genius™ 3.0 Home Intelligence - Clean the Way You Want, So You Can Human | IROBOT CORPORATION

https://investor.irobot.com/news-releases/news-release-details/irobot-introduces-roombar-j7-robot-vacuum-geniustm-30-home

Roomba® j Series Robot Vacuum | iRobot®

https://www.irobot.com/roomba/j-series

iRobot’s newest Roomba uses AI to avoid dog poop - The Verge

https://www.theverge.com/2021/9/9/22660467/irobot-roomba-ai-dog-poop-avoidance-j7-specs-price

ルンバがペットのウンチを巻き込む大惨事は、世界中で報告されています。例えば、以下のようにルンバがウンチを引きずった結果、床一面にウンチが塗りたくられてしまうこともあります。





iRobotはウンチの巻き込みによる惨状を認識しており、2016年にウンチ巻き込み騒動が話題になった際には、iRobotの広報担当者が「正直なところ、このような悲劇をたくさん聞いています。iRobotの技術者は、お客様が抱える問題に対して解決方法を常に探しています。そして、この件は、取り扱うべき案件だと考えています。解決策があるとはまだ言えませんが、技術者はこの問題を確実に把握しています」と述べ、ウンチ回避機能の開発に積極的に取り組む姿勢を見せていました。

ロボット掃除機ルンバがペットのフンを床一面に塗りたくる大惨事が世界的に発生中 - GIGAZINE



そして、2021年9月9日(木)にiRobotはルンバの新機種「Roomba j7+」を発表。発表の中でiRobotは「Roomba j7+は、コードやペットの排せつ物を回避することができます」「あなたの飼い犬が床に『サプライズ』を残した場合、Roomba j7+はそれを検知して回避できます」と述べ、待望のウンチ回避機能がルンバに搭載されたことをアピールしています。

また、Roomba j7+の製品紹介ページには「ペットの排せつ物や充電コードはRoomba j7+の邪魔にならない」と記されています。



iRobotのコリン・アングルCEOはルンバのウンチ巻き込み問題について「それは私たちにとって大きな問題です。私たちはその問題の解決に長い間取り組んできました」と語り、ウンチ巻き込み問題の解決がいかに重要な課題であったかをアピールしています。