DaiGoの論点をズラした謝罪が再非難、まだあった生活保護者への“極悪差別発言”
ホームレスに対するあからさまな差別発言に対し、世間から猛批判をを浴びたメンタリストのDaiGo。当初は強気の姿勢だったが、謝罪で鎮火に走った。
【写真】フォークをグニャリと曲げたDaiGoの気になるイヤリング
謝罪動画で「自分のしてしまったことは無意味であり差別的でありヘイトスピーチであり」と全面的に非を認めているが、あれほどインテリジェンスのある人が腹の中にないことを発信するとは考えにくい。確信犯的な差別主義者のにおい、プンプンだ。
論点をズラしたズル賢い謝罪
DaiGoはYouTubeライブで、「自分にとって必要がない命はボクにとっては軽いんで」「ホームレスの命はどうでもいい」「どちらかと言うといないほうがよくない?邪魔だしさ、プラスにならないしさ、臭いしさ、治安悪くなるしさ」と、信じられない差別感、人権意識を丸出しにした。
DaiGo本人の発言も身の毛がよだつが、それ以上に恐ろしかったのは、DaiGo発言に賛同するコメントの多さ。比率で言えば、否定的コメントの方が多数だったが、なかには、
「みんなの思いを代弁しているだけ。これを叩いているのはきれいごと言ってる人たちと考えてます」
「俺からしたら正論にしか聞こえない」
「だいごに賛成」
「本音とたてまえ 皆んな思ってるけど言わないだけ」
「完全同意なんだけど、言っちゃダメ!」
「みんな思っているけどダメ!」
と、DaiGoと同じ考えのいる人が一定程度いることを、DaiGo発言が露呈させた。
当初、世間の反応に強気だったDaiGoも、問題の拡大を受け平身低頭。
「その謝り方がまたDaiGo流のごまかし。ダークスーツに黒ネクタイというスタイルで出てきて、謝罪したのはいいのですが、母親のことを持ち出して、『うちの母が生きていたら、いまボクがこういう状況になっていることをどう思うかと考えると……』と涙したんです。本当に論点のずらし方が巧み、ズル賢い人です」
と、この問題を取材したスポーツ紙記者も苦笑いだ。さらにこう続ける。
「もともと確信犯ですよ、彼は。過去にも自身のYouTubeで『生活保護のお金をもらってパチンコ行くんでしょう。死んでしまえと思いますよ』と生活保護受給者に牙をむいていましたし、『ホームレスと猫を同列並べるのは猫に失礼なんで』『野良猫が増えるより生活保護を受けている頭の悪い人が増えるのが困る』ということを堂々と言っていたんです。無茶苦茶でしょ?
今回の差別発言は、さらに踏み込んだために炎上したのであって、もともとDaiGoはそういう体質の持ち主だということですよ」
インテリジェンスがあり、見かけもかっこよく、おしゃれな生活スタイルを確立し、弁も立つ。だが、実際は差別主義者だったという内面。メンタリストの本当のメンタルが知りたいところだ。
〈取材・文/薮入うらら〉