ホームランソーラーパーク合同会社(TDB企業コード:072021023、東京都港区六本木3-15-5、代表社員株式会社ジーヴァエナジー)は、8月10日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は曽我幸男弁護士(東京都港区虎ノ門4-3-1、河野・川村・曽我法律事務所、電話03-3431-1100)。債権届出期間は9月14日までで、財産状況報告集会期日は11月22日午後1時30分。

 当社は、2017年(平成29年)3月に岡山県津山市を開発予定地とする太陽光発電事業者として設立。同年12月に経済産業省より電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法による再生可能エネルギー発電設備認定を受けたほか、2019年12月には岡山県から林地開発行為許可を受け、開発予定地の地権者との間で太陽光発電事業の実施に関する協定書を締結していた。

 しかし、2019年1月ごろから、当社の社員権を有すると主張する会社と当社親会社である(株)ジーヴァエナジー(TDB企業コード:960361804、東京都千代田区永田町2-9-8、代表金田直己氏)との間で紛争が生じていた。こうした紛争の影響により、太陽光発電事業の稼働に支障が生じていたことに加え、追加資金調達が困難となっていた。こうしたなか支援先企業からの援助を受けて運営の正常化に取り組んでいたが、紛争は長期化したことで、先行きの見通しが立たなくなったことから、今年7月12日には債権者より破産を申し立てられていた。

 負債は債権者約5名に対し約35億8000万円だが、今後変動する可能性がある。