台風9号 呉市付近に上陸 一時「警戒レベル5」
台風9号は呉市付近に上陸しました。
その後、温帯低気圧に変わりましたが、一部の地域で一時「警戒レベル5」が発表されたほか
倒木などの被害も確認されています。
台風9号はきのう(8日)夜、鹿児島県に上陸したあと
きょう(9日)午前5時すぎに呉市付近に再上陸しました。
【中塚晃 記者】
「広島市内では台風の接近にともない、雨風ともに強まってきています」
広島市中区では、24時間で降った雨が160ミリを超えたほか
北広島町八幡では250ミリ以上となるなど県内9カ所で8月の観測史上最大となりました。
【廣瀬 隼也アナウンサー】
「午前7時半前です。いま体が持っていかれそうになるくらい強い風が吹いています」
台風による風や雨の影響で被害も確認されています。
【花房 吾早子 記者】
「大きな木が根本から倒れ道をふさいでいます」
また、安佐北区では土砂崩れや落石が発生しています。
現在のところケガ人はいないということです。
また北広島町の志路原川や安芸高田市の多治比川で一時、氾濫危険水位を超えました。
北広島町では4033世帯に警戒レベル5の「緊急安全確保」が発表されましたが
午前9時半ごろ解除されました。
一方で、北広島町など一部地域で警戒レベル4の「避難指示」が継続して
出されています。
交通にも影響が出ています。
JRは始発から全線で運転を見合わせていましたが、
一部の路線では午後から再開する見込みです。
【東京から仕事で来た人】
「東京から来ているのでめっちゃ調べてたんですけど運休していると思って。
別のルートでタクシーかバスか(で行く)」
台風は午前9時に温帯低気圧に変わりましたが
引き続き強い風などに注意が必要です。