6日朝に広島市で開かれた平和記念式典で菅総理が一部意味の通らないあいさつを行いました。

総理はその後の会見で原稿を読み飛ばしたとして陳謝しました。

6日午前8時から始まった平和記念式典。

菅総理は8時半ごろにあいさつを行いましたが、「日本は非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない核軍縮の進め方をめぐっては、各国の立場に隔たりがあります」と意味の通らない部分がありました。

その後の会見の冒頭で「先ほどの式典のあいさつの際に一部読み飛ばしてしまいまして、この場をお借りしましてお詫びを申し上げます」と陳謝しました。

【式典で用意されていた原稿】

広島及び長崎への原爆投下から七十五年を迎えた昨年、私の総理就任から間もなく開催された国連総会の場で、

「ヒロシマ、ナガサキが繰り返されてはならない。この決意を胸に、日本は非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない世界の実現に向けて力を尽くします」と世界に発信しました。

我が国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、「核兵器のない世界」の実現に向けた努力を積み重ねていくことが重要です。

近年の国際的な安全保障環境は厳しく、核軍縮の進め方をめぐっては、各国の立場に隔たりがあります。

【実際に読み上げた原稿】

広島及び長崎への原爆投下から七十五年を迎えた昨年、私の総理就任から間もなく開催された国連総会の場で、

「ヒロシマ、ナガサキが繰り返されてはならない。この決意を胸に、日本は非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない、

核軍縮の進め方をめぐっては、各国の立場に隔たりがあります。