7月29日放送の『北野誠のズバリ』の「大人電話相談室」のコーナーには、アメリカ人の父親と日本人の母親を持つハーフのAさん(28歳・男性)が登場しました。芸人のアントニーさんのような見た目のAさん。「股間が大きそう」と言われることが多いものの、実際は日本人の平均よりも小さいんだとか…「このギャップにどう対応するのが正解ですか?」と悩むAさんに、北野誠がアドバイスを送ります。

期待した分ガッカリ?

「毎回言われるのが、『ちんこがデカそう』なんですね。言われるやろうな」と同情する北野に、Aさんは「アダルトビデオを見てもやはりバカでかいので。皆そういう印象があるのかもしれないですね」と諦め気味。

Aさんの股間を見た女性は「普通だよ」とは言ってくれるものの、リアクションが微妙だといいます。

北野「向こうが期待した分」
Aさん「『あっ、こんなもんか』みたいな」

北野「かわいそうやな(笑)」
Aさん「しょーもないと思われてるのかどうか、わからないですけど」

見た目で勝手にハードルが上がってしまう悲しさを語るAさん。
 

「速そう!」「打ちそう!」

股間問題以外にも、「見た目で損している」と思うことがあるというAさん。

Aさんが似ているアントニーさんは身長180cm超えですが、Aさんは165cmと小柄。

おまけに日本人に受け入れてもらえない「毛深さ」もあり、「良いところなく、悪いところばかりもらったような」と嘆きます。

長く続けてきた陸上では「速そう!」と言われ、バッティングセンターへ行くと「打ちそう!」と、周囲から勝手に期待されてしまうそうです。

北野「見た目で『運動神経良さそう』とか、『めっちゃエッチうまくて遊んでそう』がつきまとうわけやな」
Aさん「今後も一生付きまとってくる。仕方がないけれど、悩んでしまいますよね」
 

「試してみる?」

いつも、エッチな話になると「股間が大きそう」と言われてしまう。Aさんのこの悩みに、北野が打開策を打ち出します。

「『試してみる?』っていうのが一番いいです」

相手の言葉を逆手に取って「試してみたら?」と言うことで、“男の余裕”を感じてカッコいいと言うのです。

北野「シャワーから出てきて、ガウン脱いだら『あんたさー、違うやん』とかなったりはするかもしれんよ」
Aさん「それは耐えるしかないですね」

それでも「股間が大きい」という言葉を真面目に受け取り、ストレスを感じるよりは、「試してみたら?」と軽く言う方が「これからも人気者で生きていける」と北野。

北野「そっちの方が楽しそうやと思うで」
Aさん「そうですね、話のネタになるというか。人生が楽しくなりそうですね」

今まで考えたことのなかった返しに、希望の光を見つけたAさん。
 

ギャップで人気者に

「例えばA君が、アメリカ生まれの黒人の人たちのやってるようなことを真似て、どんくさいというのが、ちょっとおもしろくてかわいい」

Aさんにキャラづくりも提案する北野。

バッティングセンターで期待の目線を尻目に、「ガンガン空振りしながらおどけてる感じを演じてたら、結構人気者になる」と断言します。

北野「日本人の殻を破ってくれへんかな」
Aさん「あーなるほど。そういう風な方向性考えてなかったんで」

北野「なんちゃって黒人スポーツ選手を、遊びでやってみたらええねん」
Aさん「人気者になる、ムードメーカーになる」

見た目は外国人なのに、球は飛ばない、踊れない、リズムに乗れない。そのギャップのかわいらしさで、人気者になることを勧める北野。
 

振り切って楽しめ!

「素晴らしいですね!」と北野の意見に感動した様子のAさん。

今まで自虐はやっていたものの、「そこまで振り切ってなかった」と目からうろこです。

「そこでおちょけて、『だって俺、A(日本人名)やで』っていうのは、結構ええオチになる」と太鼓判を押す北野。

「『アソコ大きそう』とか言われて、そんな真面目に考えてもアカンアカン。『だって俺Aやから!』って本名キチッと言って。アントニーじゃないわけやから。がんばって!人生を謳歌してみてください!」

Aさんのこれからに、エールを送った北野でした。
(minto)
 

北野誠のズバリ
2021年07月29日13時12分〜抜粋(Radikoタイムフリー)