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2019年の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」(愛知県)で抗議が殺到した企画展「表現の不自由展・その後」の東京での開催が6月25日から予定されていたが、延期されることになった。

表現の不自由展の実行委員会が6月24日に発表した。当初は別の会場で予定されていたが、街宣車などの抗議にあい、会場の移転を余儀なくされた。

実行委員会によると、新たに決まった会場から、「近隣へご迷惑がかかる」として貸し出しを拒否された。交渉を重ねたが、開催を断念せざるをえなくなったという。

実行委員会は同日、チケット購入者に対して、次のようにメッセージを送った。

「今回の決定は会期の『延期』です。これから更なる会場選定を行い、新しい会期で、東京都内での表現の不自由展・東京を開催いたします。私たちは、出展作家の皆さんとも継続してコミュニケーションを取りつつ、新しい会場の選定、および新たな開催期間の設定の作業に入ります。新しい会場を確保し、開催のめどが立った時点で、改めて公表させていただきます」