夏の定番野菜「ナス」。これからの季節、いろいろな調理法や味つけで楽しみたいですよね。

ここでは、ナスを使った、おうちで気軽にパリのカフェ気分を味わうことができる絶品レシピをご紹介します。パリに在住のフリーアナウンサー・中村江里子さんもお気に入りで通っているという、パリの人気店「マミ・ガトー」のマリコ・デュプレシさんに教えてもらいました。

地中海風の味わい!ナスのロール焼き




ナスのロール焼き

ナスとオリーブオイルを使った料理のイメージはヘルシーな地中海風グラタン。のせるチーズは細切れのシュレッドタイプならどの種類でも。ハムの代わりにベーコンやミートソースを巻いてもおいしくつくれます。ナスが小さければ、ひと口大のロールにしてもかわいい仕上がりです。


●ナスのロール焼きのレシピ




【材料(2人分)】

・ナス 中2個

・オリーブオイル 適量

・ニンニクのみじん切り 1/2片分

・トマトの水煮缶 1/2缶

・モッツァレラチーズ 50g

・ハムの薄切り 6枚

・バジルの葉 適量

・細切りチーズ 大さじ1

・塩・コショウ 各適量

【つくり方】

(1) ナスはヘタを取って縦に7mmくらいの薄切りにして6枚用意する。皿かバットに並べ、塩少々をパラパラと全体にふる。20分おいたら軽く塩を洗い流し、キッチンペーパーで水気をふき取る。



(2) フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、ナスを入れ、両面を焼く。しんなりしたら、取り出す。



(3) (2)のフライパンにニンニクを入れて炒め、香りが立ったら、トマトの水煮缶を加えて、くずしながらさっと煮る。塩、コショウで味を調える。



(4) モッツァレラチーズは好みの大きさに切る。ハムはナスの大きさに合うように切る。



(5) オーブンは200℃に予熱する。





(6) (2)のナスの粗熱がとれたら、ハム、モッツァレラチーズ、バジルの葉1枚をのせ、くるりと巻く。




巻き終わりを下にして耐熱皿に並べる。



(7) (3)のソース、細切りチーズをのせ、オーブンに入れ、約15分、こんがりとアツアツになるまで焼く。



(8) 好みでバジルの葉を飾る。





パリの人気店「マミ・ガトー」

マリコさんのひと皿でパリのカフェ気分を味わえるレシピは、最新刊『おうちでカフェ気分! パリのひと皿ごはん
』(扶桑社刊)にてたっぷりと紹介されています。ぜひこちらもチェックを。

<撮影/マリコ・デュプレシ(料理写真)、横田安弘 取材・文/ESSEonline編集部>

●教えてくれた人
【マリコ・デュプレシさん】



製菓学校卒業後、都内洋菓子店でパティシエールとして勤務。1994年に渡仏し、リッツ・エスコフィエ校で再びフランス菓子を学び、ル・コルドン・ブルー・パリで料理コースを卒業する。ホテルブリストル、タイユバンで研修を積む。98年結婚。フランス人の夫との間に一女。2003年、パリにオープンしたサロン・ド・テ「マミ・ガトー」は待つのが嫌いなフランス人が連日行列をなすほどの人気店となる。最新刊に、中村江里子のパーソナルマガジン『セゾン・ド・エリコ』(扶桑社刊)に掲載したパリのレシピをまとめた『おうちでカフェ気分! パリのひと皿ごはん
』(扶桑社刊)がある。