『孤狼の血』続編で元サッカー日本代表・播戸竜二が俳優デビュー!
元サッカー日本代表で、現在サッカー解説者として活躍中の播戸竜二が、映画『孤狼の血 LEVEL2』(8月20日公開)で俳優デビューを果たしていることが明らかになった。
本作は、白石和彌監督が柚月裕子の小説を映画化した『孤狼の血』(2018)の続編。前作から3年後を舞台に、広島の裏社会をおさめていた伝説の刑事・大上が亡くなった後、その遺志を継いで若き刑事・日岡秀一(松坂桃李)が暴力組織を取り仕切るなか、ある男が出所したことにより事態が急転していくさまを完全オリジナルストーリーで描く。
記念すべき俳優デビューで、賭場で真剣勝負する男を演じた播戸は「映画出演のお話をいただいたときからずっと『どういう風な感じなんやろな』と思っていましたが、現場はやはり相当な緊張感があり、サッカーで言うと“絶対に負けられない試合”みたいな空気がお芝居のやり取りの一瞬一瞬にありました」と撮影現場の雰囲気を明かした。
また、監督からは「貧乏ゆすりをしたり、『次、勝たなきゃ!』みたいな気持ちをもっと出して」「周りの客を気にして窺うような仕草をして」といった演技指導があったそう。「前日のリハーサルも含め役づくりに生かすことが出来ました。“目の前のことに集中する”というのはサッカーでもお芝居でも同じで、賭博でも何でも、やる時はやるぞという気持ちで挑みました」と初挑戦を振り返った。
播戸は、現役時代にガンバ大阪やヴィッセル神戸、セレッソ大阪などで活躍。2019年の現役引退後は、解説者以外にもJリーグの特任理事(非常勤)や日本サッカー協会(JFA)のアスリート委員、WE リーグの理事として活動している。(編集部・吉田唯)