メルセデス・ベンツ「コンセプトEQT」初公開! 新型プレミアム電動ミニバンは2022年登場予定
メルセデスの新ミニバン「Tクラス」を示唆するコンセプト
独メルセデス・ベンツ・バンは2021年5月10日、小型バンセグメントにおける最初のプレミアムモデルとなる「Tクラス」、およびその完全電気自動車(EV)の「EQT」を示唆するコンセプトモデル「コンセプトEQT」を初公開した。
コンセプトEQTは、ファミリーやレジャー好きのユーザー向けのミニバンで、ボディサイズは全長4945mm×全幅1863mm×全高1826mm。3列7人乗りの広々とした室内空間とラゲッジルームに、メルセデスらしいデザインと快適性、機能性、安全性などを融合させている。
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Vクラスでの成功をよりコンパクトなセグメントに落とし込み、ミニバンセグメントに新たなプレミアム感を落とし込んでいるという。
外観のデザインは、ひと目でメルセデスのEVシリーズ「EQファミリー」の一員であることがわかるもので、バランスの取れた筋肉質なプロポーションが特徴だ。
LEDヘッドライトを装備した特徴的なブラックパネルのフロントデザインや、3D効果のあるスターパターンを用いたフロントグリル、そしてLEDヘッドライトとLEDテールランプをつなぐライトストリップが上質な印象を与える。
インテリアはスタイリッシュなデザインで、白と黒のコントラストが特徴的だ。シートにはホワイトのナッパレザーが使われており、センターパネルのレザーにはリサイクルされたものが使われている。
コンセプトEQTは、両サイドのスライドドアの開口部が大きく、3列目のシートに簡単にアクセスできるよう設計されている。また2列目シートにはチャイルドシートを3つ装着することが可能だ。
ダイムラーグループのチーフデザインオフィサー、ゴードン・ワグナー氏は「コンセプトEQTは、“Sensual Purity(官能的な純粋さ)”というデザインDNAを持つミニバンです。官能的な形状、エレガントなトリム、サステナブルな素材はこのミニバンがメルセデス・EQファミリーの一員であることを示しています」とコメントする。
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新型Tクラスは2022年に欧州市場に投入される予定だ。その後、完全電気自動車のEQTバージョンが発売されるというスケジュールになっている。
商用バンとして重要な位置を占める「シタン」とともにミニバンセグメントを補完するもので、EQTとともに2021年中に世界初公開される予定だ。