卵とバターを使わないパン教室「toiro(トイロ)」を主宰する幸栄さんの暮らしのエッセー。

2人の娘をもち、簡単につくれるおやつや、だれでもまねできるインテリアアイデア、家事を楽しくする方法など、なにげない暮らしを楽しむコツが人気の幸栄さん。

今回は、毎朝のルーティンについて。ヨガとともに習慣にしているのが、栄養満点な甘酒に、豆乳を混ぜたドリンクを飲むこと。お気に入りの甘酒や飲み方を教えてもらいました。

混ぜるだけで簡単、豆乳甘酒。フルーツを入れてもおいしい




夜早く眠りについたはずなのに、朝からだが重くなかなか起きられなかったり、起きたときの顔がひどくむくんでいたり、目の下にクマがあったり…。

年齢もあるのでしょうが、滞っているなあ私。と思う今日この頃。もう年齢も年齢だし、無理はせず自分の体を労わってあげようと鍼治療を始めたのをきっかけに、毎日繰り返される自分の朝の生活を見直してみてることにしました。

●毎朝のルーティンの見直しでヨガ&甘酒豆乳をプラス



まずは朝起きて、長女のお弁当づくりや朝ごはんの支度などをさっと終わらせます。出発がいちばん早い、高校生になった長女を送り出し、ヨガを始めます。

ヨガといってもストレッチ程度の軽いプログラムを選んでいます。続けることが大切、あまりにもハードなプログラムを選んでしまうときっと続かず挫折してしまうから…。そこは自分に甘く緩やかに。時間としては30〜40分程度でしょうか。

次女を小学校に送り出したら、甘酒+豆乳を入れて飲みます。甘酒と豆乳の割合は1対1。これは私の好きな味ですので、皆さんも好きな割合を見つけてみてください。

●お気に入りの甘酒と、混ぜるだけで簡単!豆乳甘酒のつくり方




「甘酒」と言っても種類は本当にたくさんあります。最近はスーパーマーケットにもいろいろな種類の甘酒を見かけます。私が飲んでいるのはこの3種類。

<麹甘酒>


こちらの2本はアルコール度数0%の麹甘酒。左はマルコメの「プラス糀 糀甘酒LL 糀リッチ粒」(1000ml 参考価格税込490円前後)で、右は八海山の「麹だけでつくったあまさけ」(825g 参考価格税込864円)です。

お値段は2倍近く違いますが、どちらも砂糖不使用で優しい甘さで、それぞれのおいしさがあって大好きです。

<酒粕甘酒>


こちらは酒粕に水と砂糖を加えた、酒粕甘酒の「大関 おいしい甘酒 乳酸菌入り1L紙パック」(1000ml 参考価格税込660円)です。

1本に乳酸菌が100億個入った酒粕甘酒。麹の甘酒とはまた違う味わいでこれもまた意外と豆乳との相性がとてもいいのですよ(アルコール成分が1%未満含まれています。また、酒粕はくせがあるので、好みがあるとは思います)。


そしてその甘酒と合わせる豆乳ですが、私はいつも「キッコーマン 調整豆乳」(1000ml 参考価格税込300円前後)を選んでいます。

無調整豆乳がどうしても苦手で…なのでいつも冷蔵庫にあるのは調整豆乳。好きな甘酒と豆乳を1対1で合わせるだけで、体に優しくておいしい朝の飲み物のできあがりです。

●豆乳甘酒にフルーツを入れるものおすすめ




また、おうちにフルーツがあるときは入れて一緒に飲んだりします。これ意外とおいしいのですよ、ぜひお試しください。写真はパイナップルとイチゴですが、バナナもよく合います。

甘酒はヨーグルトやみそなどと同じく、発酵を利用してつくられた伝統的な食品です。ビタミン類などたくさんの栄養が含まれている甘酒。これからだんだん暑い日も増えてきて体力を奪われがちになってくるので、体に優しくておいしいものをとって、毎日健やかに過ごしていきたいですね。

【幸栄(ゆきえ)】



1979年広島県生まれ。「はな」と「ひな」2人の娘をもつ。モデルとして活躍したのち、長女の出産を機にパンづくりに出合う。ベッカライダブルハウスにて、製造補助をしながらパンについて学び、2010年から卵とバターを使わないパン教室、toiroを始める。現在はオンラインパン教室『パン教室toiro【パンとひとさら】
』にてレッスン中。 近著に『日々たんたんとパン
』(光文社刊)、『でっかいパン バターも卵も使わない。「3分こね」でかーんたん!
』(主婦と生活社刊)