住民「健康に不安」市の調査で 足利の山火事
2月21日に発生した足利市の山火事で、市が現場周辺の世帯に健康調査を行ったところ、睡眠不足や持病の悪化を心配する声が多く聞かれたことがわかりました。
足利市の山火事では、延焼のおそれがあるとして現場周辺の305世帯に一時避難勧告が出されていました。
市では煙による被害など住民の健康状態を確認するため勧告が出されて3日目の2月25日と6日目の28日に担当者が避難勧告地域や避難所を訪れて聞き取りを行いました。
その結果233人から回答があり、このうち火事が不安で夜眠れないと答えた人が全体の15%に当たる36人、火への恐怖や避難所のことでストレスを感じているという内容が15人、持病への不安を感じている人が29人でした。
市ではこの結果をもとに電話での相談や医療機関の紹介を行い、今後も住民へのケアを継続的に行っていくということです。