新たなビジネスモデルで起業を目指す人を応援しようと栃木市でコンテストが開かれました。

2月26日、「蔵の街」として知られる栃木市で行われた最終プレゼンテーション。このコンテストは創業を目指す若者や女性を支援するため市が毎年開いているものです。

今年は6人が審査に残り、それぞれのアイデアを披露しました。

蔵の街の魅力を自ら調合した「香り」で表現。それを使ったモデルコースを設けたり、イベントを行ったりして居心地が良い「栃木市」のPRを目指しています。

また、伝統の藍染を使った製品作りを通して障がい者に雇用の場を提供し地域を元気にしようというプランも発表されました。

参加者は、練りに練ったプランでその成長性や独自性、地域への貢献の可能性などをPRしますが、審査員からは厳しい質問も飛び出します。

審査の結果、「完全予約制でコロナ禍でも安心な女性専用『酵素温浴』施設」を提案した、増山 良子さんが「最優秀賞」に選ばれました。

今回はコロナ禍で無観客での開催となりましたが、これまでの受賞者の発表も行われ、盛り上がりました。

「商人の町」として栄えた栃木市、新たな感性を持った起業者を育てていくことで地域の活力維持につなげていきたい考えです。