開業が1年遅れることとなった宇都宮市と芳賀町が整備を目指す次世代型路面電車、LRTの車両基地の見学会が、28日に開かれました

見学会が開かれたのは宇都宮市下平出町に完成予定の車両基地です。

総面積はおよそ4ヘクタールで、敷地内には車両の日常的な修理や定期点検を行う検修庫、またLRTの運行管理などを行う管理棟や夜間などに車両を置いておくための路線などが整備される予定です。

現在はそれぞれの建物の基礎づくりやレールの整備が進められています。

見学会に参加した人たちは車両が進路を転換するレールの分岐点や車両が電気を採り入れる仕組み、また大雨対策などについて担当者からの説明を受けながら、その様子を写真に収めるなど見学を楽しみました。

開業が1年ほど遅れる見込みとなったLRT事業ですが、新型コロナウイルスの影響で車両の納入も当初より2カ月ほど遅れて5月末ごろを予定しているということです。

一方で車両基地内のレール工事は 全体のおよそ3分の2が完成しているということで、今後は管理棟などの建物の整備に本格的に取り掛かります。