50代夫婦の平屋暮らし。小さな家でも洗面所と脱衣所を分けた理由
老後を見据えて小さい家に住み替えたり、階段の上り下りの手間を考慮して平屋を検討する人が増えています。
ここでは50代で引っ越し、平屋で夫婦2人暮らしをしている整理収納アドバイザーのRINさんに、「洗面所と脱衣所を分けた理由」について伺いました。
夫と二人で暮らす、小さな平屋をご紹介します。
マンションから住み替えて、2割以上狭くなりましたが、私たち夫婦にとってはちょうどよい広さと感じています。
今より広いスペースのマンションに住んでいたときは、脱衣所と洗面所が一緒。狭いスペースに洗面台と洗濯機置き場があり、人がすれ違うことが難しい間取りでした。
出かける支度をするときに、洗面所を使う時間が夫と重なってしまったり、洗濯物を干したい私と、洗面所を使う夫の動線がぶつかったりして、とても不便でした。
当時は、娘も一緒に住んでいたので出勤時間が重なる朝は大渋滞です。
先に娘がシャワーを浴びていると、洗面所が使えないために夫はキッチンで顔を洗ったり、歯磨きをしたりしていました。
女の子がいる家庭、家族が多い家庭、朝にシャワーや入浴をする習慣がある家庭は、洗面所と脱衣所は別にした方が便利ですね。
そこで、新しい家は、マンションより小さな家ですが、あえてそれぞれのスペースを分けて広めにつくりました。
将来、娘が孫を連れて里帰りしても、脱衣所が別だとなにかと使い勝手がよいと思ったことも理由の一つです。
そのためには、居室が多少狭くなってもよいと考えました。
Rinさん宅の間取り図
実際に住んでみてこれが大正解でした。
夫が出勤前にシャワーを浴びていても、私は洗面所でゆっくり化粧ができますし、友人や親戚が遊びに来ても、洗濯物などの雑多な物を見られずに洗面所を使ってもらえるのはよかったです。
そんなわが家の脱衣所と洗面所をご紹介します。
脱衣所にある3つの洗濯カゴが暮らしやすさのコツ
脱衣所にあるのはドラム式洗濯機とチェストです。
チェストの上にあるケースは、無印良品の「やわらかポリエチレンケース(大)」で、洗濯カゴとして使っています。
サイズは幅25.5cm、奥行き36cm、高さ24cm。
3つ置いてチェストの幅ぴったり。まるで専用ケースのようです。
やわらかポリエチレンケースは柔らかい素材で、水にも強いので脱衣所に使うにはもってこいです。
別売りのフタもありますので、積み重ねたい、ホコリを避けたいなど、用途によってはあると便利かもしれません。
この「やわらかポリエチレンケース」には、衣類を3種類に分けて入れています。
(1) 洗濯機で普通に洗える洗濯物(乾燥機可)
(2) おしゃれ着(乾燥機不可)
(3) 部屋着
わが家では、最後にお風呂に入った人が洗濯機に洗濯物を入れてタイマーをセットすることになっています。
これなら、洗濯が苦手な夫も間違えずにすみます。
夫は、家に帰ってきてワイシャツを脱いだら、自分で襟・袖に炭酸ソーダをスプレーしてから洗濯カゴにいれておくことになっています。
洗濯物は外干しせず、乾燥機を使っています。
乾燥機にかけたくない衣類は、脱水後に取り出して脱衣所のポールに吊るしたり、ダイニングの洗濯ロープに吊るして乾かしています。
ダイニングルームの壁には、娘に設置してもらった洗濯ロープがあります。
これは使うときだけ引っ張り出して使えるタイプのもので、日当たりがよい場所なので、軽い布団を干すのも使えます。
毎日する家事は、なるべく簡単にすませられるように工夫していきたいです。
元々、ドレッサーを持っていなかったので、椅子も収納できるように、カウンターの下が一部オープンになっている洗面台を選びました。
髪の毛を乾かしたり、化粧をしたりするときに椅子があると便利だと思ったからです。
鏡の部分にはりつけてあるのは歯ブラシ兼コップホルダーです。
吊るして水ぎれよく収納したいと思って選びましたが、大正解!
歯ブラシとうがい用ミニコップが下げられ、歯磨き粉ホルダーもついています。これを付属の粘着テープで鏡にはりつけています。
しかし、はりつけてから気がつきました。取り外して掃除できるように、ホルダーと鏡にマグネットをつければよかったと…。
粘着力が弱ってきたらつけ替えようと思っていましたが、3年目に入ってもびくともしません。
洗面台の浅い引き出しには化粧品を入れています。
化粧品自体が少ないので、アクセサリーも一緒に入れて洋服以外の身支度がここで完結するようにしています。
隣には、消耗品の在庫やビニール袋・使い捨て手袋を収納しています。
ビニール袋や使い捨て手袋は、1枚ずつサッと取りたいのでつっぱり棒を使って吊るしています。
洗面台下の収納スペースは、時々中の物を全部出して、きれいにふき上げます。
案外、汚れているので驚きます。
物が少ないとそんな掃除も簡単にできるので、掃除が面倒と感じる人はものを減らすといいですね。
毎日使うドライヤーはオープン収納棚に入れています。
ここでも無印良品の「やわらかポリエチレンケース」が大活躍です。
アイロンとアイロン台も洗面所にスタンバイしています。
しかし、夫のワイシャツをノーアイロンタイプに変えたので、アイロンをかける衣類はあまりありません。
洗面所と脱衣所を分けたことにより、毎日の生活がとても快適になりました。
●教えてくれた人
20坪の平屋に夫婦二人暮らし。ブログ『Rinのシンプルライフ
』、YouTube「Rinチャンネル
」を運営。整理収納アドバイザー1級・(一社)日本防災共育協会認定講師。『50代からの暮らしの整え方
』(オーバーラップ)が発売中
ここでは50代で引っ越し、平屋で夫婦2人暮らしをしている整理収納アドバイザーのRINさんに、「洗面所と脱衣所を分けた理由」について伺いました。
洗面所と脱衣所を分けたら大正解!暮らしがうまく回り始めました
夫と二人で暮らす、小さな平屋をご紹介します。
マンションから住み替えて、2割以上狭くなりましたが、私たち夫婦にとってはちょうどよい広さと感じています。
出かける支度をするときに、洗面所を使う時間が夫と重なってしまったり、洗濯物を干したい私と、洗面所を使う夫の動線がぶつかったりして、とても不便でした。
当時は、娘も一緒に住んでいたので出勤時間が重なる朝は大渋滞です。
先に娘がシャワーを浴びていると、洗面所が使えないために夫はキッチンで顔を洗ったり、歯磨きをしたりしていました。
女の子がいる家庭、家族が多い家庭、朝にシャワーや入浴をする習慣がある家庭は、洗面所と脱衣所は別にした方が便利ですね。
●小さな家でも、洗面所と脱衣所を別にしてそれぞれ広めに
そこで、新しい家は、マンションより小さな家ですが、あえてそれぞれのスペースを分けて広めにつくりました。
将来、娘が孫を連れて里帰りしても、脱衣所が別だとなにかと使い勝手がよいと思ったことも理由の一つです。
そのためには、居室が多少狭くなってもよいと考えました。
Rinさん宅の間取り図
実際に住んでみてこれが大正解でした。
夫が出勤前にシャワーを浴びていても、私は洗面所でゆっくり化粧ができますし、友人や親戚が遊びに来ても、洗濯物などの雑多な物を見られずに洗面所を使ってもらえるのはよかったです。
そんなわが家の脱衣所と洗面所をご紹介します。
●脱衣所には、無印良品のやわらかポリエチレンケースがぴったり
脱衣所にある3つの洗濯カゴが暮らしやすさのコツ
脱衣所にあるのはドラム式洗濯機とチェストです。
チェストの上にあるケースは、無印良品の「やわらかポリエチレンケース(大)」で、洗濯カゴとして使っています。
サイズは幅25.5cm、奥行き36cm、高さ24cm。
3つ置いてチェストの幅ぴったり。まるで専用ケースのようです。
やわらかポリエチレンケースは柔らかい素材で、水にも強いので脱衣所に使うにはもってこいです。
別売りのフタもありますので、積み重ねたい、ホコリを避けたいなど、用途によってはあると便利かもしれません。
この「やわらかポリエチレンケース」には、衣類を3種類に分けて入れています。
(1) 洗濯機で普通に洗える洗濯物(乾燥機可)
(2) おしゃれ着(乾燥機不可)
(3) 部屋着
わが家では、最後にお風呂に入った人が洗濯機に洗濯物を入れてタイマーをセットすることになっています。
これなら、洗濯が苦手な夫も間違えずにすみます。
夫は、家に帰ってきてワイシャツを脱いだら、自分で襟・袖に炭酸ソーダをスプレーしてから洗濯カゴにいれておくことになっています。
洗濯物は外干しせず、乾燥機を使っています。
乾燥機にかけたくない衣類は、脱水後に取り出して脱衣所のポールに吊るしたり、ダイニングの洗濯ロープに吊るして乾かしています。
ダイニングルームの壁には、娘に設置してもらった洗濯ロープがあります。
これは使うときだけ引っ張り出して使えるタイプのもので、日当たりがよい場所なので、軽い布団を干すのも使えます。
毎日する家事は、なるべく簡単にすませられるように工夫していきたいです。
●歯ブラシホルダーとコップホルダーは洗面台の鏡に固定
元々、ドレッサーを持っていなかったので、椅子も収納できるように、カウンターの下が一部オープンになっている洗面台を選びました。
髪の毛を乾かしたり、化粧をしたりするときに椅子があると便利だと思ったからです。
鏡の部分にはりつけてあるのは歯ブラシ兼コップホルダーです。
吊るして水ぎれよく収納したいと思って選びましたが、大正解!
歯ブラシとうがい用ミニコップが下げられ、歯磨き粉ホルダーもついています。これを付属の粘着テープで鏡にはりつけています。
しかし、はりつけてから気がつきました。取り外して掃除できるように、ホルダーと鏡にマグネットをつければよかったと…。
粘着力が弱ってきたらつけ替えようと思っていましたが、3年目に入ってもびくともしません。
●コスメにアクセサリー、ドライヤー、アイロンも洗面台に収納。ここで身支度が完結します
洗面台の浅い引き出しには化粧品を入れています。
化粧品自体が少ないので、アクセサリーも一緒に入れて洋服以外の身支度がここで完結するようにしています。
隣には、消耗品の在庫やビニール袋・使い捨て手袋を収納しています。
ビニール袋や使い捨て手袋は、1枚ずつサッと取りたいのでつっぱり棒を使って吊るしています。
洗面台下の収納スペースは、時々中の物を全部出して、きれいにふき上げます。
案外、汚れているので驚きます。
物が少ないとそんな掃除も簡単にできるので、掃除が面倒と感じる人はものを減らすといいですね。
毎日使うドライヤーはオープン収納棚に入れています。
ここでも無印良品の「やわらかポリエチレンケース」が大活躍です。
アイロンとアイロン台も洗面所にスタンバイしています。
しかし、夫のワイシャツをノーアイロンタイプに変えたので、アイロンをかける衣類はあまりありません。
洗面所と脱衣所を分けたことにより、毎日の生活がとても快適になりました。
●教えてくれた人
【RINさん】
20坪の平屋に夫婦二人暮らし。ブログ『Rinのシンプルライフ
』、YouTube「Rinチャンネル
」を運営。整理収納アドバイザー1級・(一社)日本防災共育協会認定講師。『50代からの暮らしの整え方
』(オーバーラップ)が発売中