コロナで暮らしのいろんなことが変わりました。なかでも家事の負担が増えた! という声も多く、ちょっと息切れ気味…という人も。

そんななか、暮らし上手な人たちは家事を見直して、無理せず心地よい暮らしを手に入れている様子。今回は、「ESSE暮らしグランプリ2020」で準グランプリに輝いたtakaさんの、家事へのこだわりを捨てた快適な暮らしをのぞいてみました。

自己満足の丁寧より家族の快適が大切。暮らし上手がやめたこと



「“デキる母”でいたくて、家事に対して譲れないものがありましたが、家族みんなが完璧な家事は求めていないと、ようやく気づきました」。takaさんが手放した家事とは? ラク家事のアイデアを紹介します。

●省ける手間はとことん省く




ラク家事で負担を減らす

普段の夕食は「〇〇するだけ」の時短レシピが中心。
「その日使った野菜の残りは、使いやすく切って冷凍しておくと次回ラクできます。調理中も立ちっぱなしで疲れちゃうので、座ってとことんラクしてます!」


余った野菜は冷凍保存。

●裏返しの洗濯物は裏返しのままたたむ




「裏返しに出された洗濯物を、元に戻してたたんでも、だれからも感謝されないんです(笑)」
それなら、余計な手間がかかることはしないと決めた方が、気持ちがぐっとラクに。

●“おしゃれさ”は目指さない



たとえば、調味料は白い容器につめ替えて統一するなど、見た目を意識して手間や時間をかけることは、すっぱりやめることに。
「おしゃれ度よりも、ラクさを追求する方が、自分には合っていました」

●お茶は水出しにする




やかんで煮出し、冷ましてからポットに入れて、やかんを洗う一連の作業は地味にストレス。
「味も十分おいしく、パックを入れるだけの水出しタイプなら、メインで飲む子どもたちが自分でできますからね」

●子どもの洋服選びは本人にまかせる




自分で選んで購入し、コーディネートも自分でするようになったら、衣服の扱い方が丁寧に!
「聞かれたらアドバイスはしますが、基本は本人まかせ。左右の靴下が違うときは口出ししたくなりますけどね(笑)」


夫の洋服も本人におまかせ。

●忙しいときは冷食やデリバリーに頼る




「仕事が立て込んでいる日の食事は、手づくりにこだわらず、“おいしければOK!”と割りきっています」
生活クラブで購入した冷凍ギョーザやシューマイ、大量につくったカレーが続く日も。

●かさばるものはサービスをうまく活用する




場所をとる羽毛布団や分厚いダウンジャケットは、オフシーズン中、保管をしてくれる宅配クリーニングサービスへ。
「収納やお手入れに悩むことがなくなり、ベストなコンディションが保てます」

●家族のしてくれた家事に文句を言わない




家事にダメ出しされるのはとてもつらいから、言いたいのをぐっと我慢するように。
「まずは、やってくれたことに感謝を。どうしても気になった箇所があるときは、あとでそーっと直しています(笑)」

家事をラクにするコツは、完璧を求めすぎないこと。ほどよく手抜いて、ときには家族にまかせるのもあり! そう考えると、気持ちもぐんとラク。家事にかける時間も手間も、“8分目”を目指しましょう。

<撮影/林ひろし 取材・文/ESSE編集部>

●【takaさん】



夫と長男(14歳)、二男(11歳)、長女(10歳)の5人家族で、3LDKの分譲マンションに暮らす。整理収納アドバイザーとして発信している、ブログ「つづく、暮らし
」が人気