『デカローグ』ティザーチラシビジュアル
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 『ふたりのベロニカ』『トリコロール』3部作などで知られる、ポーランドの名匠クシシュトフ・キエシロフスキー監督の代表作『デカローグ』のデジタルリマスター版が、4月上旬に東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開されることが決定した。

 『デカローグ』は、旧約聖書の十戒をモチーフに、ポーランド郊外の巨大団地で暮らす人々の人間模様をつづった、各約1時間・10話からなる連作集。1980年代後半から1990年代にかけてテレビシリーズとして製作されたが、ベネチア国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞し、各国で劇場公開。その芸術性は、スタンリー・キューブリックをはじめ、世界中の才能から絶賛された。

 日本では1996年に劇場で初公開され、2005年にはリバイバル上映もされるなど根強い支持を集める本作。1996年に心臓発作によって、54歳の若さでこの世を去ったキエシロフスキー監督の生誕80年・没後25年となる2021年に、最新レストアによる鮮明な映像で代表作がスクリーンに蘇る。前売券は2月27日発売。7,000円で全10話を鑑賞できる前売券も数量限定販売される。(編集部・入倉功一)

『デカローグ デジタル・リマスター版』は4月上旬シアター・イメージフォーラムにて公開