2007年、「週刊女性」がとらえていた結婚発表前の中村親方(当時の嘉風)と愛さん

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 大相撲の元関脇・嘉風の中村親方が、昨年6月、地元である大分県佐伯市合宿の際にキャニオニング(渓流下り)をしてケガを負い、引退を余儀なくされたとして4億8000万円の訴訟を佐伯市に対して起こした。先月末、第1回口頭弁論があり、市側は「PRのために合宿を誘致したが、渓流下りはプライベートであり、ケガの賠償責任はない」として、初めて争う姿勢を見せた。

【写真】結婚時とはまるで別人! 顔が変化していった愛夫人

部屋中ピンク、猫足の家具だらけ

 そんな中村親方の周囲が、さらに騒がしいことになっている。

「実は中村親方は、3歳上の姉さん女房である愛さんとの離婚問題を抱えています。親方の一目惚れで2008年に結婚し、3人の子どもにも恵まれました。次女は乳幼児突然死症候群ですぐに亡くなってしまうのですが、夫婦で支え合い長男をもうけました。離婚は夫婦の問題なので口出しはできませんが、本来、奥さんは親方を支えるべき人であるので、その機能を果たせなくなった今、親方はとても苦労しています」

 と声をひそめるのは角界関係者。

 親方の困惑は後述するが、昨年9月の引退会見には、愛さんとふたりの子どもも参加しこれまでの労をねぎらっていた。しかし両者は弁護士を立て、すでに離婚調停が始まっている。11月に発売された『週刊ポスト』の報道によると、夫婦喧嘩がエスカレートして愛さんが110番通報し、警察が駆けつけたこともあり、別居に至ったという。

 ふたりの出会いは2005年。当時フラワーアレンジメントの講師をしていた愛さんに嘉風が猛アタックをしたことがきっかけ。「何度も『結婚して』と言い続け、どれが正式なプロポーズかわからない」というラブラブなエピソードを披露していたことも。

「力士は結婚すると、所属する相撲部屋の近くに住居を構えるのですが、中村親方の場合は愛さんの強い希望で、セレブの街・二子玉川に新居を構えました。親方の部屋のある尾車部屋は江東区の清澄白河。関取が電車に乗って約40分かけて“通勤”するのは珍しいこと。現役時代、あるテレビで自宅の様子が映し出されたのですが、部屋中ピンクで、猫足の家具がズラリと並び、とてもアスリートの自宅には見えなかった」(前出・関係者)

 航空会社勤務を経て、ラグジュアリーブランドで販売職を経験後、インテリアフラワーサロンを経営しているという愛さんだが、彼女のブログやSNSは常に華やかで、知人たちと写る写真は、まるで社交界のよう。豪華な食事に真っピンクのバラの花、三段のケーキにピンクのロウソク、手の込んだお弁当に、ぬか漬けの隣にまでバラが置かれている。そして次第に、中村親方や子どものことに触れることがなくなっていく。

「愛さんはブログやSNSに写真を投稿するのが大好きで、内容だけ見れば、間違いなく“セレブ風”です。あまり庶民的な写真はなく、どれをとっても“普通のお母さん”という印象はありませんでした。子どもの幼稚園の送迎もせず、バス停にはいつも子どもが一人で来ていましたよ。それなのに豪華なキャラ弁は作る(笑)。明らかにSNSにアップするためって感じです。また、夜中にまだ小学生の長女が二子玉川を徘徊していたり、深夜のコンビニにいたこともあったようで、育児放棄ではと噂になったこともあります」(子どもと同じ小学校の保護者)

 親方の現役時代の生活は、3月は大阪、7月は名古屋、11月は九州と地方場所が続き、場所ごとに日本各地をまわる巡業があるため、1年の半分以上は地方に滞在している。ひとりで2人の子どもの世話をするのは大変だろうが、それは結婚前からわかっていたはずだ。

狙うは大物ばかり、早くも婚活

 そして、夏がすぎたあたりから夫婦は別居することになったという。

「親方がふたりの子どもを引き取り、新たにマンションを借りて3人で生活し、愛さんは世田谷区にあるマンションに引っ越し、完全に別居中です。10月にお子さんの小学校の運動会があったのですが、親方ひとりで来ていましたね。ソーシャルディスタンスを保っての観戦ですし、まだ丁髷(ちょんまげ)もあるので逆に目立っていました」(前出の保護者)

 親方は子どもが転校しなくてもすむよう、元の自宅近くに引っ越すも、片道約40分の電車通勤は変わらぬままだ。親方業の傍ら、“シングルファーザー”となり、ふたりの子育てをする親方をよそに、愛さんの“活動”が派手になってきているという。

「実は愛さん、婚活パーティーに精を出し、かなり手広く交流を深めているんです。最近では、成功している起業家などに高級レストランに連れて行ってもらったり、LINEやインスタなどのメッセージを通して“密会”を迫っているとか。相当、活動範囲を広げていて、親方も立場上、肩身の狭い思いをしているようです」(同前・角界関係者)

 週刊女性PRIMEが入手した画像でも、赤裸々な様子が見てとれる。

ある男性《めちゃ可愛いよ(笑顔マーク)っていうか素の愛ちゃんが好き(ハートマーク)》

愛さん《え(ハートマーク)私も○○さん好きだよ(両目を隠すサルの絵文字)》

 一方、親方とのやりとりは別居や離婚に関する冷めた事務手続きのみ。また愛さんのものと思われる護摩木には、「雅継(親方の本名)と円満離婚」と“縁切り”の願いが書かれる始末だ。

「コロナの影響で、親方はまだ断髪式ができない状態ですが、成績も優秀で小さな身体で関脇まで昇進した経歴もあり、いずれ自分の部屋を構える夢だってある。おかみさんが不在の部屋もありますが、やっぱり部屋におかみさんは必要不可欠です。円満に離婚できたとしても、親方の行く末が心配です」(同前) 

 故郷との訴訟に愛さんとの離婚問題……。突き押しで多くのファンを魅了した中村親方は、この困難を乗りきれるのだろうか。