「ブラジルで最も奇妙なゴール」お粗末失点で6連敗&最下位転落、本田圭佑フル出場のボタフォゴが喫した失点シーンが波紋
本田フル出場試合 決勝点に波紋
ボタフォゴは12日、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエA第25節でインテルナシオナウと対戦。2-1の逆転負けを喫した。
MF本田圭佑がフル出場したこの試合だが、インテルナシオナウの決勝点となる2点目のシーンが波紋を呼んでいる。
66分、インテルナシオナウがボタフォゴ陣内で攻撃のチャンスを迎えるも、ボックス手前での空中戦の競り合い時にファウルがあり、ボタフォゴにFKが与えられた。
一度ボールを手で拾ったボタフォゴDFケビンは、ボールを置いてGKか中央の味方に向けてゆるくボールを蹴り返した。しかし、インテルナシオナウのFWユーリ・アルベルトがこれを見逃さずにボールを奪い、そのままゴールネットを揺らした。
このシーンについて、当事者のケビンはパスではなく、ボールをセットするために戻したと主張。しかし、ピッチを走っていた主審が見ておらず、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入。オン・フィールド・レビューの結果、ゴールは認められ、インテルナシオナウが逆転に成功することとなった。
映像を見る限り、意図してパスを出したというよりは、確かにボールを戻すために蹴ったようにも見えるが、一度拾ったボールを置いて蹴り直したことがよくなかったのだろう。そのまま手で転がしていれば良かったのだろうが、なんとも不運な失点となった。
このゴールには、ブラジル『Esporte Interativo』の公式ツイッター(@Esp_Interativo)でも「信じられない! これはブラジルで最も奇妙なゴール?ユーリ・アルベルトはケビンの愚かさを利用して、ゴールを奪った。アルビネグロ(ボタフォゴサポーター)からはゴールについて多くの不満が出ている。どう思いますか?」と疑問を呈している。
これで泥沼のリーグ6連敗となったボタフォゴは、リーグ最下位に転落。この試合ではインテルナシオナウ側のハンドが見逃される場面もあり、ボタフォゴとしては後味の悪い敗戦となった。