稲垣吾郎&二階堂ふみの『ばるぼら』新カット!台湾でも公開決定
公開中の映画『ばるぼら』から、ダブル主演を務めた稲垣吾郎と二階堂ふみの姿を収めた新カットが公開された。あわせて、12月18日から台湾での公開が決定したことも発表された。
手塚治虫の異色作を息子の手塚眞監督が実写映像化した本作。新宿駅の片隅で出会った謎めいた少女ばるぼら(二階堂)を家に連れて帰った小説家・美倉洋介(稲垣)が、狂気が生み出す迷宮のような世界に堕ちてゆく姿を描き出す。
今回公開されたのは、主演二人それぞれの姿を切り取った2枚の場面写真。グレーのトップスとホワイトのズボンというシンプルな衣装に身を包んで部屋のなかで佇む稲垣に対し、二階堂は紫の帽子と真っ赤な衣装という派手な出で立ちで、濃いメイクも目を引く。全く異なる雰囲気の二人が、劇中でどういう関係を築いていくのか気になるカットだ。
R15+作品で79劇場での公開ながら、すでに国内では観客動員3万人を突破。イタリアのファンタ・フェスティバルで最優秀作品賞、プエルトリコのLUSCAカリビアン国際ファンタスティック映画祭では監督賞を受賞した。12月18日からの台湾上映も決定し、手塚眞監督は「『ばるぼら』に会いに劇場へ来てくださった多くの皆さん、ありがとうございます。何度も足をお運びいただいている方々には頭が下がります。観客の皆さんこそが映画のミューズとして、この作品に幸運と大きな価値をもたらしてくれています!」と観客に感謝。
続けて、「ふたつの国際映画祭での受賞は、この11月に92歳の誕生日を迎えた父への素敵なプレゼントになりました。原作者としてもきっと心から喜んでいることでしょう。いよいよ台湾を皮切りに、海外での劇場上映が動き出しています。『ばるぼら』のパワーでコロナを吹き飛ばせるように祈りつつ、世界の女性に捧げるこの“究極の純愛ファンタジー”をさらに楽しんでいただけることを願っています」とコメントしている。(編集部・吉田唯)